京都市内が雪で染まった2025/2/24。
管理人は実相院、赤山禅院と北から南下していき最後に狸谷山不動院へ。
場所はラーメンで有名な一乗寺エリアから東山の山奥にあります。
詩仙堂という紅葉で有名な曹洞宗の寺院からさらに坂道を登って約10分ほど。ようやく到着しました。

たくさんの狸が出迎えてくれ気持ちがほっこり...と思い奥を見ると階段と鳥居。ここは神仏習合の宗派のようですね。
そう、狸谷山不動院は真言宗修験道の寺院。京都で修験道というと本山派(天台宗)の聖護院門跡、当山派(真言宗)の醍醐寺三宝院の2つの宗派に分かれていることで知られています。
修験道は山岳信仰に密教、道教が混ざり合った日本独自の宗教です。独特の黄色の装束をまとった山伏が山に籠って厳しい修行をしたり、各地の寺院で採燈大護摩供を行う光景はどこかで見たことがあると思います。

山岳信仰が根強いだけあって場所もとんでもないところにあるんですね。本堂へ向かうには250段の階段を登り切る必要があります。

階段を登り切ると現れるこちらの建造物が本殿で本尊の不動明王を祀ります。
そしてこの複雑な足組と舞台。なにか既視感がありませんか?
そう京都で最も有名なスポットと言えるかもしれない清水寺の舞台と似ているというか、ほぼ清水寺です。

この角度から見るとうっかり清水寺と勘違いする人もいそうです。
ちなみに積雪の日はこちらの本殿への参拝は休止されます。
たまに入山すらできないこともあるので雪の日にこちらへ来る時はHPやXで事前に情報を仕入れておきましょう。
本日は入山は可能でしたので本殿は外から見ることができました。

舞台の下から見上げることもできます。
狸谷山不動院は節分祭、火渡り祭のときにニュースで目にすることがあるのでタイミングがあえば行ってみようと思います。
住所 | 京都市左京区一乗寺松原町6 |
拝観料 | 境内無料 本堂は500円 |
拝観時間 | 9:00~16:00 |
公式ホームページ | https://www.tanukidani.com |