氏神とは?
氏神とは特定の地域の平和を守る神様のことです。
警察署の管轄もここの地域はA署、ここの川を超えた先はB署と担当の地域が変わりますが、それと同じように考えていただいて大丈夫です。
初詣はA神社、合格祈願はB神社、恋愛成就はC神社と、いくつもの神社を参拝するのは問題ありませんが、本来は氏神様にもお願いすることが理想とされています。
ちなみに私が住んでいる東山区某所の氏神は祇園にある八坂神社です。

八坂神社といえば京都三大祭のひとつである祇園祭が行われる神社ですね。
毎年夏には八坂神社を信仰する方が神輿を担いで市内中心部を歩く光景は京都以外の地域でも知られています。
京都市内各地の氏神
京都市内では大まかに分類すると、北は今宮神社、北野天満宮、上御霊神社、中央部分は下御霊神社、八坂神社、南は藤森神社、伏見稲荷大社、西は松尾大社に分かれます。

空白の地域は小さな氏神が点在して、どの地域がどの神社の氏神なのか正確に知るためには神社庁に電話で住所を伝えて問い合わせが必要です。
京都市内全体を守る平安神宮

ひとつ特殊な例があり、左京区にある平安神宮は京都市全体を守る氏神となっています。
平安神宮は平安京を作った桓武天皇などが祀られており、京都全体を守る神社として明治28年に建てられました。
日本全体を守る伊勢神宮
さらに範囲が広くなり、日本全体を守る氏神が三重県にある伊勢神宮です。
天照大神を祀る伊勢神宮は日本国土、日本国民を守る大切な存在で、神棚には必ず天照大神の神札が置かれています。

私はマンションに住んでいますが簡易的な神棚を設置し、天照大神と氏神を祀っています。
初詣は氏神神社にも参拝を
この記事を公開するのは12/24、初詣前になります。
もしこの記事を読んだ方で、自分の地域の氏神神社を知らなかった方は疑問を解決できたでしょうか?
初詣は恋愛成就のために下鴨神社、商売繁盛のために伏見稲荷を選んだ場合でも氏神神社で今年一年の安全を祈願していただけると嬉しいです。