京都検定は日頃、観光業に勤めている方、趣味で京都観光が好きな方などが受験し、観光面・文化面・歴史面など京都に関わる様々なジャンルが問われる検定です。
この度管理人、2025年の京都検定2級に合格しました!
2025年の平均点は57点、合格率は18.6%と、過去を含めて2番目の難易度の年でしたが、85点で余裕の合格でした!
※合格点は70点以上
ちなみに京都検定は3級、2級、1級と難易度が上がっていくのですが、管理人は3級を受けずにいきなり難易度が高い2級を受験しました。
今回は2級合格のために行った勉強方法についてご紹介します。
京都検定を受けようと思った経緯
管理人が京都検定を受験しようと思ったのは2024年の中頃、当時はSNSなどで京都検定という存在がある。ということしか知らなかったのですが、以下の理由から受験を決意しました。
- 当サイトの運営を通してある程度京都に関する知識があると思っていたので、実際にどれくらいのレベルの知識量があるのか測定したかった
- 京都検定の合格特典として市内の美術館・博物館の割引、飲食店などの各種施設の割引があってお得
- 京都の事業者として権威性がほしかった
京都検定は入門編の3級、上級者向けの2級、真のプロの言える1級と3つの段階があるのですが、まずは自分の力試しとして完全に初見で2024年12月の3級の問題が京都新聞HPで公開されたタイミングで解いてみました。
そのときの結果がこちらです。

こちらは管理人が京都検定の過去問を解くときに使っている表計算ソフトのシートです。
結果は77点!
3級の合格ラインは70点なので、すでに3級は余裕で合格することが判明したのです。
これを良いことに管理人...
「あれ?これなら3級の受験料がもったいないし、いきなり2級に挑戦したほうが効率いいぞ!」
と、2級がどんなレベルなのか知らないまま、こんなポジティブシンキングで2級への挑戦を決意したのです。
ポジティブシンキングは素晴らしいことですが、この決断が翌2025年を苦しめることになるのです...
2級の過去問を解いてみるも、問題文が読めず断念
さて、2024年3級の過去問を解いた後に2024年2級の問題も見てみたのですが、初めの段階から問題文に書かれている神社、寺や人物名がさっぱり分かりません。
これは回答する以前の問題だな...と感じ回答は途中で断念しました。
ちなみにこの年の2級の合格率は18%。ここ10年で最も難易度の高い年のようでした。
この時、2級は相当な覚悟と勉強量を確保しないと合格できないな...とさっそく挫折したのですが、まだ2024年の年末、翌年の受験まで丸々一年ありましたので長期目線で考えて勉強計画を立てることにしました。
1年後にしっかり2級に合格することができたのですが、実際にどのように勉強を進めたのか次の章で紹介していきます。
2級合格のために行った勉強方法
公式テキストを熟読
最も基本的で重要な勉強法が公式テキスト。試験は3級ならここから90%、2級は70%出題されるので究極論、公式テキストの内容が全てわかれば2級は確実に合格できるということです。
しかしテキストは文字量も多くなかなか長時間読むのは難しいですし、ちゃんとインプットされているかと言われると怪しいです。
管理人は電車に乗ってる時間、葵祭などの何時間も前から撮影スペースを陣取るときの待ち時間などの隙間時間でテキストを読み込んでいました。
また、実際に足を運んだときにパンフレットと一緒に読み込む、過去問の復習時に読み込むと一気に頭に定着します。
体で覚えることが重要です。
自宅で何気なく読むことはあまりしなかったですね。すぐに集中力切れるので。
テキストに掲載されているスポットに足を運ぶ
公式テキストで新たに知ったスポットにはできるだけ足を運んで散策するようにしました。
例えば洛陽六阿弥陀巡りは半分が知らない寺でしたので、功徳日に巡ってみたりしました。
京都市外では八幡市、大山崎町、京田辺市、向日市、長岡京市など、遠方は大変ですが可能な限り行ったことがないスポットを無くすつもりで行動しました。
北部などは仕方ないのでグーグルアースなどで実際に行ったつもりになってネットの記事を調べたりしました。
祇園祭は京都検定にとても重要な祭りで七月の丸々1ヶ月間、さまざまな行事が行われます。
管理人は過去に8割近くの行事を見てきました。
京都関連番組は録画して見る


実は京都検定の勉強前、2020年に京都に引っ越してから続けていることなのですが、京都関連のテレビ番組で学びに繋がりそうな番組は録画してチェックするようにしています。
京都検定の勉強にもなりますし、京都で生活するにあたって有益な情報を入手することができるので管理人はテレビ番組の視聴に一番時間を費やしたと思っています。
レコーダーのフリーワードで「京都」と検索すると一覧で番組が表示されるのですが、特に京都検定に役立ったテレビ番組はこちらです。
- あなたの知らない京都旅(BS朝日)
- 京都浪漫 悠久の物語(KBS京都)
- 村瀬哲史の京都ガッ地理!(KBS京都)
他にも情報番組の、「京都士門」、「京都経済テラス キュンと!」、「原日出子の京さんぽ」なども直接京都検定に関わる情報は少ないものの京都の生活面で新たな発見があります。
管理人は見たことがないですが、京都関連のテーマの大河ドラマも見ておくといいでしょう。(周りの京都検定を勉強している方いわく、大河ドラマは必須とのこと)
2026年の豊臣兄弟!は大きく京都に関わりがありますね。豊臣秀長の菩提寺が大徳寺塔頭にある...など大河ドラマの影響でフォーカスされるスポットも多く出てきそうです。
京野菜、京菓子は実際に食べる
日常生活ではなかなか接点が少ない京野菜、京菓子。
公式テキストには文字や写真としてズラーっと文章で紹介されていますが、なかなか本を眺めているだけだとインプットが進みません。
そこで私が行った勉強方法は実際に八百屋や和菓子を作る本店に足を運んで買ってみる。ことです。
実際にお金を払って購入して食べる、目で見て舌で感じて頭にインプット。これを行うと店名と名称、味は絶対に定着します。
京野菜は普通の大きなスーパーで販売される機会は少ないので商店街の個人商店の八百屋などに行くことをおすすめします。堀川ごぼう、聖護院大根、九条ネギ、すぐきなどが販売されています。


過去問は10年分以上解く
過去問は京都新聞のサイトに過去全ての問題が公開されています。
京都検定の2級は過去に20回以上実施されているのですが、過去問を解くのは直近10年分くらいでいいです。
昔の京都検定は近年とは出題方法が異なっていたり、時事問題があまりにも昔の情報であるため現在との乖離があるためです。
そして、これは個人の好みではあると思いますが過去問を解くのは試験の2~3ヶ月前くらいが良いと思います。
中には最初の段階から過去問を解いて、出題傾向が高い問題から学んでいく。という紹介をしている方がいますが、それだと過去問に出題された問題しか解けなくなる。というリスクがあるからです。
京都検定は公式テキストの範囲から幅広く出題されるので、まずは忍耐強くインプットを行い続けて試験が近づいてきたら過去問でアウトプットを行うと、広範囲の問題に対応できるようになります。
ちなみに管理人が過去問を始めたのは10/26、試験の1ヶ月半前とかなり直前です。
実際に過去問を解いた日と点数の推移は以下の通りです。

2024年は合格率が18%の年、試験直前でも56点しか取れずかなり焦りましたね。
ただ翌日に2023年の2級を解いてみると71点、ギリギリ合格ラインは超えていました。
11/11を最後に1ヶ月近く過去問が解けていないですが、これは本業が忙しすぎたためです。この期間はほぼ勉強をしていません。
結局試験の1週間前に大焦りで過去問を解いて、試験前日に凄まじい集中力で過去に解いた過去問の復習を行いました。
この復習ですが、ただ丸つけをするだけではもちろんダメですよ!
2、3級は問題の選択肢が4つありますが、答えとなる選択肢はもちろんのこと、他3つの選択肢についてもテキストやネットで調べるようにしましょう。
例えば2025年2級の問題にあった大問1の(3)から
朝廷が京都の治安警護を目的として設置した、民事から行政まで関与していたとされる令外官を何というか。
(ア)検非違使 (イ)篝屋 (ウ)京職 (エ)京都所司代
この問題の答えは(ウ)京職なのですが、他の選択肢にある検非違使、篝屋、京都所司代の役割を追求するようにします。
過去問を見ていると検非違使、篝屋、京都所司代が問われる問題が多々出題されているので、過去問の選択肢が別の年の正解になりえるということです。
復習のときは選択肢から派生して、さらにそのときの時代や関連人物についても追求していくとより理解度が深まります。
SNSや京都新聞などで日々のニュースをチェック
京都検定は公式テキストから3級は90%、2級は70%出題されるのですが、逆に公式テキスト以外からはどこから出題されるのか。
もちろんマニアックな神社仏閣や祭りなどが出題されることもあるのですが、毎年1、2問はその年の京都の時事問題などが出題されることがあります。
ニュースが直接問題になることもあれば、ニュースから派生した関連人物や場所、歴史などが深掘りされることもありますので、日々京都でどんなことが起こっているのかは毎日情報を仕入れた方が良いです。
京都新聞の紙面を購読がベストではあるのですが、金額も高いですしゴミの問題もありますので、管理人は京都新聞の公式Xをフォローして頻繁にチェックしていました。
あとは京都の情報を詳しく発信しているインフルエンサーなども貴重な情報源です。
ちなみに2025年は京都駅ビル設計者の原広司さん、裏千家の千玄室さんが亡くなったので2級には関連する問題が出題されました。
国宝に指定された蹴上インクラインや水路閣についてはビッグニュースでしたが、2級には出題はされず3級では出題がありました。
祭りを見に行ったり、役者として参加する


※写真は宮本組より提供(管理人が映っています)
京都の祭りはとても多く、特に五月のGW、10月に集中しています。
京都三大祭りの祇園祭、葵祭、時代祭は極力見に行くことをおすすめします。
また管理人は祭りをただ見に行くだけではなく、祇園祭の神幸祭と還幸祭は宮本組の神宝奉持列、祭りのクライマックスである神輿洗の日はお見送り提灯行列、時代祭の行列に参加したりと参加者として祭りに関わりを持つようにしています。
参加してみると昔から祭りに関わっている人から貴重な証言を聞くことができたり、祭りの本質などを体感することができます。
勉強会に参加
京都検定に特化した塾のようなものに3月から12月まで毎月参加していました。
いくつか勉強会が存在するようなのですが、管理人は才蔵さんという京都検定1級ホルダーの先生の勉強会に参加していました。


基本的に才蔵さんが用意してくれた模擬試験を解いて、その後答え合わせ+解説という流れです。
この模擬試験がめちゃくちゃ当たるんですよね。実際に受けた試験でも3問くらいそっくりそのまま出題されて驚きました。
2、3級対策と1級対策の2つの勉強会で分かれているのですが、2、3級対策でも平気で1級レベルの問題が出てくるので毎回3割〜4割くらいしか正解できなかったんですけどね...
直前の模擬試験でようやく7割取れたという感じでした。
才蔵さんの問題を解いていると実際の過去問が簡単に見えてくるほどです。
勉強だけでなく、時事問題に出てきそうなニュースの共有や、寺社の特別公開や美術館の展示情報などの共有もありますので1人では得られなかった情報も入手できるので、もしかしたら一番効果があった勉強法かもしれないです。
京都検定の勉強で購入した教材
管理人が京都検定2級の合格のために購入した教材は「公式テキスト」、それだけです。(野菜や和菓子は生活の一部なので除外)
過去問の解説書籍などが販売されていますが、過去問の解説ってとても便利ですよね。自分で調べることなく要点を学ぶことができます。
しかし管理人は解説に甘えることをしたくなく、解説は自分で1から調べて作る!くらいのメンタリティでいました。
自分で苦労して調べたほうが記憶に残ると思ったからです。
まとめ
京都検定2級は難易度が高く、1年間かなりの労力を費やして合格できました。
合格後はいろんな優待、2級という誇り、京都関係の仕事に繋がったりと費やした労力以上の恩恵を感じます。
京都検定の勉強をきっかけに新しいスポットを知ることができると面白いですね。もう十分訪れたような気がしますが、調べていくとまだまだ知らないスポットがありますので京都に住むということに全く飽きが来ないです。
今京都に住んでいる人、京都に旅行に来ることが多い人はぜひ京都検定をきっかけに京都の奥深さを体感してほしいです。
管理人は3年後くらいに1級にチャレンジするつもりですので、当サイトもより深いレベルの京都の情報を発信していきます。

