京都恵比須神社では毎年1月10日前後で十日ゑびす大祭が行われます。
恵比須神社は七福神の1人である恵比須に関わる神社で、1202年に建仁寺建立にあたって栄西禅師によって創建されました。
恵比須は七福神の中で唯一の日本の神で、釣りをしている姿から漁業の神、商いの神として信仰されています。
1月10日は恵比須の誕生日という説から本ゑびすと呼ばれ、その前後で1年の商売繁盛の願いをする神事が行われます。
祭り期間中はご利益がある福笹などの縁起物の授与を求めて多くの参拝者が訪れます。
授与される福笹は巫女さんによる神楽によって清められた後に参拝者に授与されます。
授与された福笹に縁起物をたくさん下げることができますが、あまりに欲張ってたくさんつけると2万円を超す人もいました笑。
今回は1月8日に行われた招福祭での湯立て神楽神事をご紹介します。
湯立て神楽神事について
湯立て神楽神事はお祭りの前に神社を清めるための儀式で、釜でぐつぐつと煮込んだお湯に塩や清酒を混ぜて、笹を使って豪快に境内にお湯を撒く神事です。
この神事は一般公開されており、お湯がかかると無病息災で過ごせると言われることから多くの参拝者が近くに集まり、ありがたくお湯をかぶります。
2024年の神事は祝日ということもあり、境内は人でいっぱい。
最前列で待機している人は至近距離2メートル程度でしたので、神事が終わる頃にはシャワーで浴びたようにびしょ濡れになっていました。