京都の祇園祭では山鉾巡行を行う各山鉾町内にて粽というお守りを購入できます。
粽というと笹に包まれた餅を想像するかもしれませんが、祇園祭で購入できる粽は食べ物ではありません。
京都を歩いていると飲食店やお土産屋さん、民家でも玄関外に飾られている光景をよく見かけます。
祇園祭でいただける粽について
粽は各山鉾町で山鉾巡行の約3日前から販売され、厄除けのご利益があります。
加えて、山鉾のモチーフになっている人物や神話由来で他のご利益もある粽もあります。
例えば前祭の芦刈山は離れ離れになってしまった妻と夫の再開を表現した山鉾なので「夫婦円満・縁結び」、後祭の鯉山は鯉の滝登りを表現した山鉾なので「出世・開運」のご利益があります。
他にも勝ち運や安産など様々なご利益をもとめて粽を求めるのも祇園祭の楽しみ方の一つです。
2023年の宵山にていただいた伯牙山の粽
2023年は伯牙山の粽をいただきました。
伯牙山の粽には厄除け・技芸向上のご利益があります。
管理人はクリエイティブ系の仕事をしていますので、今後の技術向上を願って伯牙山を選びました。
2024年の宵山でいただいた菊水鉾の粽
2024年は菊水鉾の商売繁盛のご利益を願って菊水鉾を選びました。
マンションでの飾り方
粽は災難や疫病が家の中に入ってくるのを防ぐ役割がありますので、本来は家の外、玄関先に飾ることが基本です。
ただ、マンションの場合は玄関の外側は共用部分になりますので避けた方が望ましいです。
そうすると玄関の内側に飾ることになります。
管理人はドアのすぐ横の一番高い位置に飾りました。
粽は100均のピンなどにひっかけて飾る
粽は神社でいただくお守りのように丁寧に扱うべきなので、粽本体に直接釘などを打って固定することはできれば避けたいです。
マンションの場合、そもそもクロスなどに大きな傷をつけると退去時に色々と請求されてしまいますので...
管理人は傷口の小さい100均のピンにひっかけるような形で飾ることにしました。
今まで住んできたマンションだとこのピンによる傷で退去時に請求はきたことはないので問題はないでしょう。
粽をウォールシェルフに乗せる
ウォールシェルフに乗せるのもおすすめです。
ウォールシェルフは壁紙にピンセットで固定するだけなので、穴が目立ちません。
賃貸でも立退の際にバレない程度の穴なので気軽に使用することができます。
まとめ
粽は玄関先に飾ることが基本ですが、マンションの場合は共用部分になりますので、玄関のドアの内側に飾りましょう。
クロスに大きな傷をつくることがないピンや粘着テープ付きのピンにひっかけてなるべく高い位置に飾りましょう。
粽本体は神社でいただくお守りと同じくらい神聖なものと認識し、直接釘で打ち込むことは避けましょう。