鈴虫寺や地蔵院のすぐ近く、京都市では珍しい黄檗宗の浄住寺は、まだまだ観光客には知れ渡っていない紅葉の穴場スポットです。
2024年はついにツアーが行われていたようなので、来年以降徐々に人気のスポットになっていくような気配がします。
ただ2024年はまだまだ観光客は少なく、撮影日には外国人観光客は全くいませんでしたので、清水寺や東福寺などの東山エリアとは位置も雰囲気も真逆の雰囲気で紅葉を楽しめました。
2024年は11/23~12/8まで特別公開が行われています。
一般道から撮影。住宅街に急に現れる真っ赤な紅葉が一際目立ちます。
9:30の開門直後の参道。20分ほど前から並んでいたのでほぼ一番に入場しました。
2024年の紅葉の進みはとても遅く、撮影日の12/6でもまだまだ青葉が残っていました。
今年の拝観は12/8までなので、紅葉の全盛期は残念ながら見ることができません。
浄住寺について。
810年に嵯峨天皇の勅願寺として慈覚大師円仁によって天台宗の寺院として開創。
1261年に葉室定嗣により律宗として改められます。
1567年に焼失後、1687年に葉室頼孝によって再興され黄檗宗の寺院として現在に至ります。
本尊は釈迦牟尼仏で、位牌堂、開山堂、寿塔などの建造物が一列に並ぶ様式は黄檗宗特有です。
本堂への参道には両側に紅葉や亀甲竹、笹などの自然豊かな庭園を楽しめます。