京都市東山区の東山山頂に位置する青蓮院将軍塚青龍殿は平成26年に、青蓮院門跡が所蔵する国宝 青不動を祀るために建立されました。
青不動を祀る青龍殿に隣接し、清水の舞台の数倍の大きさの舞台があり、京都市内を一望することができます。
青龍殿が建立する前から、平安遷都の際に桓武天皇が築いた将軍塚があります。
桓武天皇は今の京都、平安京の遷都を決める際に和気清麻呂と一緒にこの地を訪れ、将軍の像に甲冑を着せ埋めて平安京の安泰を祈ったとされます。
つまり平安京はこの場所から始まったとも言えます。
将軍塚の周辺は枯山水庭園と回遊式庭園の2つの庭園を鑑賞することができ、秋は紅葉に彩られます。
2025/11/22撮影

東山山頂公園前には福徳門があり、門の先はすでに真っ赤な紅葉が出迎えてくれます。

駐車場前の紅葉。
将軍塚青龍殿は東山ドライブウェイから車で登ることもできますし、中には知恩院や清水寺などから登山して登られる方もいます。
ちなみに管理人は知恩院の大鐘楼の裏から登山しました。30分程度の道のりですが、足元がかなり凸凹なのである程度の覚悟は必要です。







枯山水庭園

将軍塚に隣接する展望台から。この建物に青不動が祀られています。




回遊式庭園

庭園の奥に見える小さな丘が将軍塚です。

| 住所 | 京都市山科区厨子奥花鳥町28 |
| 拝観料 | 大人600円 中高生400円 小学生200円 |
| 拝観時間 | 9:00~17:00 |

