京都モダン建築祭は、京都市に数多く存在するモダン建築を巡るイベントで、有料パスポートを一度だけ購入することで期間中は各スポットが周り放題になります。
モダン建築の公開の他、講演会やツアーガイドなどの様々なイベントも行われます。
2025年は11/1~11/9の日程で行われています。
京都市役所本庁舎
京都市登録有形文化財に指定の京都市役所本庁舎は関西では有名な建築家の武田五一の監修のもと京都市営繕課が設計して昭和2年4月に竣工。
市会議場、正庁の間、屋上、北庁舎の一部が公開されました。




祇園祭の山鉾巡行のくじ取り式が行われる場所なので、募集されている見学会に当選したら入る機会があります。
先斗町歌舞練場
京都五花街のひとつの先斗町にある歌舞練場は顧問が武田五一、設計が木村得三郎。
1階ロビー・劇場客席、2階ロビーが公開されました。




京都市学校歴史資料館(元開智小学校)
日本で最初の学区制小学校のうちの一つで、下京第11番組小学校。
現在は廃校になり、校舎は京都の学校や教育の歴史を学べる資料館として使われています。



講堂が公開されました。下のテープを見るに体育館としても使われていた感じがします。
高倉会館
かつてはこの地に東本願寺の学寮が存在し、明治には大谷大学の講堂として使われてきました。
しかし大谷大学の移転後には浄土真宗の教えを説く法話などの地域の集会所として機能してきました。


東本願寺視聴覚ホール
境内の御影堂の裏に隠れている近代建築の視聴覚ホールが地下に存在します。
地上は歴史ある荘厳な建物に対して、地下の視聴覚ホールは独特な構造でギャップを感じます。




顕道会館
浄土真宗本願寺派の京都教区教務所
1Fと2Fが公開で、どちらも仏壇があります。




元淳風小学校
日本で最初の学区制小学校のうちの一つで、2017年に閉校。
閉校にはなりましたが、現在はスポーツ活動やコミュニティ活動に使われています。
外観はヨーロッパ風で、中は懐かしさを感じる雰囲気です。




龍谷大 大宮学舎
明治初期の建築で国の重要文化財に指定。
建設当初の建物が群として残っているのはとても貴重です。
現在も文学部や心理学部などの講義に使用されています。




国立博物館明治古都館
ヨーロッパの宮殿のような見た目の国立博物館明治古都館の設計は片山東熊。
かつての展示はここで行われていましたが、2014年に平成知新館が開館したため、年に数回の展示会にしか用いられていません。




