京都検定

2025/12/13

京都検定に頻出の仏師とその仏像をまとめてみた

京都検定で、特に2級以上の受験となると頻繁に出題される仏師について。 この寺の本尊は〇〇如来...とだけ覚えているとなかなか高得点は取ることができません。 今回は過去に出題されたことのある仏師の作品や公式テキストに載っている仏像について仏師ごとにまとめてみました。 目次 明円(みょうえん)定朝(じょうちょう)院覚(いんかく)運慶(うんけい)快慶(かいけい)湛慶(たんけい)康勝(こうしょう)恵心(えしん)定慶(じょうけい)行快(ぎょうかい)明円(みょうえん) 大覚寺の五大明王像は明円作の仏像で唯一現存する仏 ...

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夕佳亭

京都検定

2025/12/13

京都の茶室 京都検定に出題される茶室をまとめてみました

京都検定において、過去に出題(選択肢を含む)された茶室、または公式テキストに掲載されている茶室をまとめました。 茶室は普段は非公開の場所もありなかなか覚えにくいですが、一覧にして見ると少しは覚えやすいと思います。 目次 醒花亭(せいかてい)夕佳亭(せっかてい)湘南亭(しょうなんてい)松琴亭(しょうきんてい)傘亭(かさてい)時雨亭(しぐれてい)水月亭(すいげつてい)待庵(たいあん)不審庵(ふしんあん)残月亭(ざんげつてい)今日庵(こんにちあん)又隠(ゆういん)官休庵(かんきゅうあん)燕庵(えんなん)密庵(み ...

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ギャラリー 紅葉

2025/12/7

長楽寺の紅葉 安徳天皇の母、建礼門院の出家の地

京都市東山区の円山公園にある長楽寺。 少し山の中腹に位置していることからなかなか観光客は知らない寺院です。 長楽寺は古来から紅葉寺と称され、境内の約20本の紅葉が美しいグラデーションを奏でます。 山門の外からも見える参道と本堂。ここの紅葉がメインスポット。 特別公開期間は本堂内の拝観が可能。 建礼門院御髪塔ここに髪を納めたと伝わります。 相阿弥作と伝わる庭園。相阿弥は他にも清水寺塔頭の成就院の月の庭、銀閣、青蓮院門跡などの庭園を作庭しています。 長沢芦雪先生の塚 長沢蘆雪は江戸時代中期の絵師で円山応挙の弟 ...

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ギャラリー 紅葉

2025/12/3

京都府大山崎町 山崎聖天(観音寺)の紅葉

JR山崎駅から北に進むと見えてくる天王山登山口。この場所に山崎聖天はあります。 この坂道を登ると見えてくるのが稲荷神社。もみじと銀杏が綺麗な場所です。 2025/11/26撮影 銀杏はまだ緑っぽいですが、落葉したときは綺麗な銀杏の絨毯が見れるスポットらしいです。 仁王門を通り急勾配の階段を登って振り返るとこんな絶景が 階段を登り切ると境内へ 右側が本堂で、その左に聖天堂。 山崎聖天は正式には観音寺といい、899年に宇多上皇の開基とされ建立された真言宗の単立寺院です。 1682年に大阪の勝尾寺から大聖歓喜双 ...

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ギャラリー 紅葉

2025/12/1

京都府大山崎町 宝積寺(宝寺)の紅葉 大山崎山荘美術館の隣にこんな穴場が!?

京都府の大山崎町、JR山崎駅から北に険しい山道を登った先にあるのが宝積寺です。 あまり認知度はありませんが、境内の三重塔、本堂周りの紅葉が綺麗な穴場スポット。 隣には紅葉が有名なアサヒグループ大山崎山荘美術館もあるので、移動時間ほぼなしで2つの紅葉スポットを訪れることができるのでおすすめです。 2025/11/26撮影 宝積寺は聖武天皇の勅願により行基を開山として創建、真言宗智山派の寺院です。 通称は宝寺で商売繁盛のご利益があります。 聖武天皇は夢に現れた龍神から打出と小槌を授かり祈願すると天皇に即位した ...

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ギャラリー 紅葉

2025/11/30

京都府長岡京市 長岡天満宮 錦景苑の紅葉ライトアップ

長岡京市にある長岡天満宮。本殿の南東に位置する庭園「錦景苑」に紅葉があり、ライトアップが行われます。 2025年は11/15~12/7まで。 参道では300基もの行灯が照らされる京都西山・長岡天満宮花灯路も開催されています。 2025/11/29撮影 5月は霧島躑躅で有名な場所から 本殿に向かう参道の両脇に行灯。優しい灯りで照らされています。 錦景苑入り口に到着。すでに庭園から溢れるような紅葉が見えます。 この日は土曜日でしたが、人は10数人程度。タイミングによってはほぼ貸切状態でした。 石橋を渡った先か ...

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ギャラリー 紅葉

2025/11/29

京都市東山区 粟田神社の紅葉

京都市東山区の粟田神社。管理人の氏神神社でもあります。 粟田神社の創建は876年、素盞嗚尊を御祭神としています。 近隣の八坂神社と同じ素盞嗚尊を祀る縁で、八坂神社で祇園祭が一時中止になった時期には粟田神社の粟田祭りを持って祇園祭の代わりにしたこともあります。 粟田神社に面する三条通りは東海道五十三次の西端であり、京都からの旅立ちの前に粟田神社を参拝し旅の安全を祈願していたと伝えられています。 現在も厄除、病除けに加えて旅行安全のご利益を求めて参拝する方が多いようです。 秋の紅葉は坂道がある参道を取り囲むよ ...

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ギャラリー 紅葉

2025/11/29

京北エリア 常照皇寺の紅葉

京都市の北部、京北にある常照皇寺は臨済宗天龍寺派の寺院です。 南北朝時代の北朝の初代天皇の光厳上皇が創建。 光厳天皇として即位するものの、後醍醐天皇が南朝を立てて天皇の座を譲位。 後に南朝に拉致され、奈良に幽閉されるなど、時代に振り回された悲劇の天皇でもあります。 幽閉中に出家し、禅宗に帰依、京都に戻ったのちに建立したのがこの常照皇寺です。 常照皇寺で修行をし、崩御するまでの間はこの地で過ごしたとされます。 光厳上皇自らが作庭したとされ、そのときに植えた九重桜は京都府の桜では唯一の国の天然記念物に指定され ...

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ギャラリー 銀杏

2025/11/29

頂妙寺の銀杏

頂妙寺の場所は川端仁王門通に面しており管理人の自宅から徒歩10分、洛中に向かうときには頻繁に通る道にあります。 仁王門通から仁王門に入ると本堂の両側にある大きな銀杏が見えてきます。ちなみに仁王門通の由来になったのはここ頂妙寺の仁王門だと言われています。 写真を撮ると本堂と2本の銀杏が綺麗に収まるので、カメラマン界隈では知る人ぞ知るスポットになっています。 頂妙寺は日蓮宗京都十六本山のひとつで1473年に細川勝益の寄進により日祝を開山に創建されました。 書院では俵屋宗達の牛図(重要文化財)を所蔵し、山門右手 ...

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山科聖天紅葉251128-6

ギャラリー 紅葉

2025/11/29

京都市山科区 双林院(山科聖天)の紅葉 参道の紅葉のトンネルが絶景の穴場スポット

毘沙門堂の左側の道を進むと山科聖天という小さな寺院が見えてきます。 毘沙門堂は紅葉の名所として多くの人が訪れますが、山科聖天まで行く人がごく僅か。 しかし実際に行くと小さな境内に凝縮された紅葉に圧倒されます。 鳥居から山門に続く参道の両脇には紅葉のトンネルが形成されており、山門右手の階段から見下ろすように撮影すると視界いっぱいに紅葉をとらえることができます。 朝早い時間に行くとこの光景を独り占めも!? 山門右手の階段を登って登山道に入ります。そこから山門を見下ろしてみると...そこには紅葉の絶景が広がって ...

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毘沙門堂紅葉251128-13

ギャラリー 紅葉

2025/11/29

雨上がりの敷紅葉が圧巻! 毘沙門堂の紅葉

毘沙門堂で有名な紅葉撮影スポットが、無料エリアにある勅使門に続く階段です。 勅使門は天皇または天皇の遣いである勅使しか通ることができない門ですが、階段までは一般人も入ることができます。 毘沙門堂の拝観時間が始まるとこの階段にも人がちらほらやってくるので、無人で撮影するには朝の7~8時の早い時間帯にいきましょう。 紅葉のピークが去り、雨が降った翌日はかなり落葉するので階段に落ちた敷き紅葉が見られます。 毘沙門堂は正式には出雲寺と呼ばれ、天武天皇の勅願により703年に建立。 鎌倉時代に太秦の平等寺、五辻の尊重 ...

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ギャラリー 銀杏

2025/11/27

京都市の北部で見れる銀杏の絨毯 岩戸落葉神社

京都市内中心部から車で40分ほど。小野郷という小さな町の神社にある巨大な銀杏。 近年はこの光景を撮影しようと、朝早くからカメラマンたちが訪れるほど人気のスポットになっています。 小規模な神社の境内に3本ほどの大きな銀杏が重なるように成長しているため、まるで1つの巨大な銀杏のように見える点がここのすごいところ。 特に銀杏が落葉しているときは頭上も足元も黄金色に染まるためとてもこの世とは思えない幻想的な世界が広がります。 落葉神社について、創建は平安時代前期にもともとは天津石門別稚姫神社の岩戸社、堕川神社の落 ...

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ギャラリー 紅葉

2025/11/30

京都府八幡市 善法律寺の紅葉 ライトアップあり

八幡市にある善法律寺は律宗の寺院 本尊の僧形八幡大菩薩は明治時代の神仏分離が行われる以前に石清水八幡宮で祀られていました。 創建は1257~59年、善法寺宮清により建立、宮清の曾孫である良子は足利義満の母だったことから足利将軍家からの信仰を集めました。 紅葉寺と呼ばれるように、秋は紅葉が美しい。 2025/11/29撮影 11/29と11/30の2日間限定で紅葉のライトアップ 2025/11/23撮影 この日はまだ紅葉の進みは3~4割程度。 ただ狭い境内に凝縮されているのでかなり綺麗でした。 住所京都府八 ...

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大御堂観音寺紅葉-20

ギャラリー 紅葉

2025/11/25

京都府京田辺市 大御堂観音寺の紅葉 国宝の十一面観音の公開も

京都府京田辺市の紅葉の名所、大御堂観音寺は真言宗智山派の寺院。 京田辺市普賢寺下大門という住所に位置するのですが、この「普賢寺」が744年からの寺院名であり1437年には諸堂13、僧坊20もの大寺院でした。 しかし度重なる火災で建物のほとんどを焼失し、現在の大御堂(本堂)だけが再建されました。 大御堂に安置される十一面観音立像は国宝で、奈良時代の作の木心乾漆造。 秋には本堂への参道脇、庭園周りが美しく紅葉します。 今回は日中とライトアップのそれぞれを鑑賞してきました。 2025/11/23撮影 ライトアッ ...

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ギャラリー 紅葉

2025/11/25

京都府京田辺市 酬恩庵(一休寺)の紅葉

日本昔ばなしでお馴染みの一休さん。 酬恩庵は一休さんが晩年を過ごした地です。 かつては1288年~1293年に建立の妙勝禅寺。その後荒廃しましたが、1456年に一休が妙勝禅寺を再興、草庵の酬恩庵を結んだことから後に一休寺と呼ばれるようになります。 一休の没後は廟所、1504年~1521年に本堂が建立されました。 境内の全体的に紅葉を見ることができ、京都市内より1週間ほど早く見頃を迎えます。 駐車場から境内に向かう道ではさっそく子ども時代の一休さん?が出迎えてくれます。 山門からは境内の紅葉が溢れ出す感じに ...

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神應寺紅葉-1

ギャラリー 紅葉

2025/11/25

京都府八幡市 神應寺の紅葉 石清水のケーブルカーと紅葉のコラボが貴重

神應寺は、石清水八幡宮を創建した行教により応神天皇の位牌所として開創された、現在は曹洞宗の寺院。 明治の神仏分離では石清水八幡宮がある男山の仏教施設が廃止され、その際に開山堂に祀られていた行教像は行教の墓地がある神應寺に移されました。 そんな神應寺ですが、秋は紅葉が美しいスポット。 特に珍しい光景が、境内北側から石清水八幡宮参道ケーブルと紅葉のコラボ。 駐車場から階段を登ると書院が見えてきます。 梵鐘と書院 北側の細道を進むとケーブルが見えるスポットです 紅葉の額縁に入ったケーブルカー 住所京都府八幡市八 ...

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ギャラリー 紅葉

2025/12/1

清水寺の奥地にこんな紅葉の穴場スポット 鳥辺野の清閑寺の紅葉

清閑寺は清水寺の子安塔の裏道からも行くことができ、平安時代の風葬の地であった鳥辺野に位置する寺院。 その名残なのか、清閑寺に隣接するように六条天皇陵、高倉天皇陵もあります。 この陵の右手にある階段から清閑寺に行くことができます。 2025/11/30撮影 2025/11/22撮影 境内はまだ紅葉の色づきは3割程度でしたが、狭い境内にもみじの木が凝縮されているのでかなり綺麗に見えます。 これが7割程度進むとかなりの見応えなのでは...と思います。 梵鐘横の紅葉はすでにピーク 本堂から山門を眺める。日が当たり ...

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将軍塚紅葉-16

ギャラリー 紅葉

2025/11/22

青蓮院門跡将軍塚青龍殿の紅葉

京都市東山区の東山山頂に位置する青蓮院将軍塚青龍殿は平成26年に、青蓮院門跡が所蔵する国宝 青不動を祀るために建立されました。 青不動を祀る青龍殿に隣接し、清水の舞台の数倍の大きさの舞台があり、京都市内を一望することができます。 青龍殿が建立する前から、平安遷都の際に桓武天皇が築いた将軍塚があります。 桓武天皇は今の京都、平安京の遷都を決める際に和気清麻呂と一緒にこの地を訪れ、将軍の像に甲冑を着せ埋めて平安京の安泰を祈ったとされます。つまり平安京はこの場所から始まったとも言えます。 将軍塚の周辺は枯山水庭 ...

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ラーメン横綱

グルメ ラーメン

2025/11/22

京都発祥でまろやかな豚骨醤油が特徴のラーメン横綱

京都のラーメンというと、背脂チャッチャ系、豚骨醤油、天下一品のようなこってり...とさまざまなジャンルが存在する。 ラーメン横綱は昭和47年に京都市の吉祥院の屋台から始まり、現在は京都のみならず大阪、東海地方、関東にも数店舗出店していて、ラーメンの特徴としては京都らしい豚骨醤油ベースのラーメン。 今回訪れた店舗は伏見区の醍醐店。幹線道路に面しているので駐車場も多く、店舗も大規模。 こちらはメニュー。ほとんどが豚骨醤油ベースのラーメンになっている。 今回はチャーシューメンの並を注文。チャーシューメンで880 ...

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ギャラリー 紅葉

2025/11/20

京都 醍醐寺の紅葉 弁天池に反射する弁天堂と紅葉のコラボレーションが美しい

京都市伏見区の醍醐寺は真言宗醍醐派の総本山。 上醍醐と下醍醐からなる広大な敷地を有する寺院です。 一般的に観光客が多いのは下醍醐で、国宝の五重塔、金堂などの伽藍がある場所、上醍醐は1~2時間の登山が必要なほどの山上にあり、ここにも国宝の薬師堂や清瀧宮拝殿といった諸堂が点在します。 豊臣秀吉の醍醐の花見として有名な場所で、京都でも随一の桜の有名スポットですが、秋はもみじと桜の紅葉を鑑賞することができます。 紅葉では弁天池の水に反射する弁天堂と紅葉を画角に収める構図が人気です。 総門と西大門の2つの門を通り抜 ...

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栄摂院紅葉-1

ギャラリー 紅葉

2025/11/19

金戒光明寺塔頭 栄摂院の紅葉 真っ赤な色づきが特徴

金戒光明寺の本堂の左奥から3分ほど進むと、小さな門の奥に燃え盛るような真っ赤な紅葉を見ることができます。 それが栄摂院というお寺。金戒光明寺の塔頭で普段は非公開ですが秋の紅葉の時期は庭園が公開されます。 金戒光明寺の付近は南禅寺や真如堂、永観堂など紅葉の名所はずらりと揃っているのですが、栄摂院は紅葉の色づきレベルでいうとこの付近では一番だと思っているほどです。

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実相院御朱印紹介

御朱印

2025/11/19

床もみじで知られる実相院の御朱印

2025/02/24の雪降る京都市内。 市内中心部はさほど積雪はしなかったものの、左京区岩倉の実相院では数cmの積雪が見られました。 実相院はカメラマン界隈では床に反射する床もみじの寺として有名な寺ですが、今回は床雪もみじを鑑賞しに行ってきましたので御朱印もいただきました。 目次 実相院についてサクッと紹介御朱印御朱印をいただる場所受付時間拝観料アクセス・交通情報関連記事実相院についてサクッと紹介 実相院は天台宗単立寺院で皇室の子弟が入寺した門跡寺院で創建は1229年。 当初は上京区実相院町にありましたが ...

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相国寺紅葉-2

ギャラリー 紅葉

2025/11/29

開山堂の庭園や美術館前の紅葉が美しい相国寺

相国寺は臨済宗の京都五山の第2位の寺院で、足利義満が夢窓疎石を開山に迎えて創建されました。 通常は境内のみの公開ですが、春と秋の一部期間のみ法堂、方丈、開山堂が特別公開されます。また、隣接する相国寺承天閣美術館もおすすめ。 法堂は狩野光信作の蟠龍図や本尊の釈迦如来、方丈では原在中らの襖絵、開山堂では開山の夢窓疎石像と前庭の龍淵水の庭があります。 龍淵水の庭は臨済宗特有の枯山水庭園、周りは紅葉で囲まれています。 他の京都五山の南禅寺、天龍寺、東福寺は特に紅葉の名所で有名ですが、相国寺は全く混雑することなく落 ...

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神光院紅葉-2

ギャラリー 紅葉

2025/11/18

京都三弘法の一つ 神光院の紅葉 境内は無人の穴場スポットでした

京都市の北区西賀茂に位置する神光院は弘法大師空海が自ら彫った弘法大師像を本尊とする真言宗の単立寺院。 東寺、仁和寺とともに京都三弘法として親しまれます。 幕末期の歌人、大田垣蓮月は75歳からここで隠棲しており、茶室の蓮月庵が現存しています。 秋の時期は紅葉が見られるのですが、神光院はよくある観光サイトや雑誌には出てこない穴場のスポット。 今回訪れた2025/11/18は境内に誰一人いない中、美しい紅葉を独占することができました。 こちらは南の駐車場から見る山門。山門周りはすでに7~8割程度の紅葉でしたが色 ...

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京都 川床 よし菜

会席

2025/11/7

価格の安さと日本酒のチョイスが最高 先斗町よし菜の川床

京都の夏の風物詩、川床 京都市内の東を流れる鴨川沿いに、高床式のテラスを設置して納涼を楽しみながら美味しいディナーを堪能できます。 管理人は今回が川床デビューです。夏の時期は先斗町を通るとお金持ちが優雅なディナーしてるな〜と思っていたのですが、調べていると6000~7000円程度のお店もかなりあり、想像してたより安く利用できることがわかりました。 今回は「よし菜」という会席料理のお店をチョイス。値段もリーズナブルで、日本酒のセレクションが私好みでどの店舗よりも輝いて見えました。 ※川床はどの店舗も人気であ ...

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麺屋EDITION 京都背脂醤油ラーメン

ラーメン

2025/11/6

京都背脂チャッチャ系ラーメンの新鋭 麺屋EDITION木屋町店

京都のラーメンと聞いて、どんな味を想像しましたか? 京都はだし巻きや、料亭で使われるような和風出汁がアクセントのあっさり系の味を想像しませんでしたか? 実は京都のラーメンはあっさりとは正反対のこってり系の勢力が強く、日本を代表するチェーン店の天下一品、餃子の王将は京都が発祥なんです! こってりラーメンも主流ではありますが、京都ラーメンの他の特徴としては鶏ガラ醤油や、豚骨醤油をベースにしたスープの上に、豚の背脂を大量に乗せる「背脂ちゃっちゃ系」もあります。 実は管理人は、背脂チャッチャ系ラーメンをこよなく愛 ...

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祇園おかるのカレーうどん

うどん

2025/11/4

京都でカレーうどん!? 「祇園おかる」は京風にアレンジされたカレーうどんが絶品だった

京都のうどんは麺はふんわり、薄味の出汁とネギやお揚げさんといった素朴なうどんの文化があります。 しかし、京都の中心部にある祇園ではそのイメージとは違ってカレーうどんで人気を集めている店があります。 京都でカレーうどんを目当てに来る観光客はほとんどいないと思いますが、今回紹介する「おかる」という店は祇園で飲んだ後や、仕事終わりの芸舞妓さんなど地元の人に人気です。 創業は1925年で、2025年は創業100周年。祇園エリアの四条通を1本北に入ったところの富永町にお店があるためアクセスは抜群。 飲み屋街の中心に ...

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イベント

2025/11/3

現在開催中 京都モダン建築祭で周ったスポットを全て紹介

京都モダン建築祭は、京都市に数多く存在するモダン建築を巡るイベントで、有料パスポートを一度だけ購入することで期間中は各スポットが周り放題になります。 モダン建築の公開の他、講演会やツアーガイドなどの様々なイベントも行われます。 2025年は11/1~11/9の日程で行われています。 目次 京都市役所本庁舎先斗町歌舞練場京都市学校歴史資料館(元開智小学校)高倉会館東本願寺視聴覚ホール顕道会館元淳風小学校龍谷大 大宮学舎国立博物館明治古都館京都市役所本庁舎 京都市登録有形文化財に指定の京都市役所本庁舎は関西で ...

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寿司

2025/11/3

京都で独自に発展した鯖寿司 東福寺エリアのいづ松に行ってきた

京料理の一つである鯖寿司は、家庭内で祭りや行事ごとのときに作り、親戚やご近所さんとともに祝うしきたりがあります。 近年は家庭内で作ることも少なくなっていますが、京都には鯖寿司を提供する寿司屋がいくつかあります。 まず鯖寿司についてですが、昔の京都では地形的に海がないため海産物は福井の若狭湾からの輸送されていました。 しかし生魚は腐敗がしやすいため、とれた鯖を塩でしめて塩鯖の状態で保存性を保ちながら若狭から京都へと運ばれます。これを美味しく食べるために改良されたのが塩鯖を酢でしめて寿司にしたことが鯖寿司の始 ...

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一乗寺珍遊

ラーメン

2025/11/3

京都ラーメンの激戦区 一乗寺の珍遊に行ってきた 王道の背脂チャッチャ系

ラーメンの激戦区京都。観光客は京都はラーメンが有名だという認識がない方が多く、さらに京都ラーメンは薄味であっさり。という偏見をお持ちかもしれません。 実は京都のラーメンは薄味あっさりとはかけ離れており、本質は天下一品を代表とするドロドロのスープ、豚骨醤油や鶏ガラ醤油スープに背脂を振りかけた背脂チャッチャ系と呼ばれるラーメンが主流になります。意外と味噌ラーメンはありません。 京都のラーメンが有名なエリアとしては京都市左京区の北白川〜一乗寺エリアになり、この周辺には京都を代表する有名チェーンの天下一品や魁力屋 ...

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京都検定

京都検定の新テキスト(2025年改訂版)に追加された項目を一覧で全て紹介 今年国宝に追加されたあの場所も!?

京都の雪化粧 蹴上インクライン4

京都の歴史・文化・観光資源などに関する知識を問うご当地検定で、京都商工会議所が主催している。

ホテルや観光業に従事する社会人の他、歴史・京都好きな人が知識を深めるために受験する。

出題範囲は公式テキストからの出題がメインで、3級はテキストから90%、2級は70%出題されるので、公式テキストを読み込みながら、記載された場所を足で巡ってみることが京都検定対策で大切とされる。

公式テキストは数年に一度、最新の情報を加えた改訂版が出版されるが、2025年は2016年以来の大幅改訂があり、多くの範囲からテキストに加わった。

今回は2025年に追加された項目を一覧で紹介していく。

目次

寺院

宝泉院

大原にある勝林院の塔頭で、本尊を阿弥陀如来とする天台宗の寺院。

客殿の柱を額縁のようにして鑑賞する庭園は盤桓園と呼ばれる。
五葉の松でも有名。

書院廊下の血天井は伏見城で鳥居元忠が自刃したときのもの。

法住寺

東山七条にある天台宗の寺院で創建は989年。本尊は不動明王。

後白河天皇が1158年に譲位された際、この地を院御所(法住寺殿)とした。

1160年には後白河上皇が崇敬していた日吉(滋賀県)、熊野本宮(和歌山県)の神を勧請し、新日吉神宮と新熊野神社が創建、現在の三十三間堂が殿内の御堂として建立。

1183年に木曾義仲の襲撃で院御所としての機能が終わった。
この時、本尊の不動明王が後白河上皇の身代わりになったという伝えから、身代わり不動として信仰される。

親鸞自作の「親鸞聖人そば喰いの御像」も有名。

八坂庚申堂(金剛寺)

八坂の塔の西にある近年、若い世代に人気を集めている寺院。

傾いた八坂の塔を法力で直したとされる浄蔵貴所の創建と伝えられる。

庚申の日には護摩炊きやこんにゃく焚きが行われる。

お守りで授与される手足が結ばれた「くくり猿」を境内に吊り下げることで、自分の心をコントロールし、自分を戒めることで願いが叶うとされる。

山科聖天 双林院

1665年に毘沙門堂門跡の山内寺院として創建。

当初の本尊である阿弥陀如来は滋賀県の西明寺から遷され、現在は阿弥陀堂に安置される。

1868年に現在の本尊である大聖歓喜天を迎えた。

不動堂の不動明王は比叡山焼き討ちで壊された仏像のかけらを集めて作られたもので、比叡山無動寺から勧請。

神光院

西賀茂にある真言宗の単立寺院。

東寺、仁和寺と並ぶ京都三弘法の一角。

7/21と土用の丑には弘法大師が胡瓜に疫病を封じて病気平癒を祈願したことに由来するきゅうり封じが行われる。

歌人の大田垣蓮月が隠棲し、ゆかりの茶室、「蓮月庵」がある。

狸谷山不動院

一乗寺にある真言宗の単立寺院で真言宗修験道の大本山。

桓武天皇が平安京の鬼門を封じるために不動尊を祀った地で、1604年に宮本武蔵が滝行をした地でもある。

開山は木食正禅養阿上人で1718年に修行をするために狸谷に籠り、斜面の洞窟に石造不動尊を安置したことに始まる。

現在の本堂は懸崖造と呼ばれ、京都だと清水寺と同じ造りをしている。

安祥寺

山科にある高野山真言宗の寺院。

仁明天皇の女御の藤原順子の発願により恵運により848年に開創。

上・下両所に700もの大伽藍を擁したが平安時代末に衰退。

東寺塔頭の観智院の五大虚空蔵菩薩像は上寺に安置されていたが、1378年に台風で倒壊した金堂から東寺の僧によって引き取られた。

その後応仁の乱で完全に荒廃。江戸時代になって再興が進み現在の寺領になった。

現在の本尊は十一面観音菩薩立像。

京都国立博物館に寄贈された国宝、五智如来坐像は創建当初のもので、日本最古と言われている。

蓮華寺

仁和寺の東に位置する蓮華寺は本尊を阿弥陀如来とする真言宗御室派の別格本山。

1057年に後冷泉天皇の勅願により藤原康基が創建。

当初は広沢池の西北にあったが、鳴滝の音戸山に移され、現在の地に移ったのは1641年のこと。

この時に常信が依頼して彫刻された五智如来坐像は現在の境内で見ることができる。

土用の丑の日には弘法大師が胡瓜に疫病を封じて病気平癒を祈願したことに由来するきゅうり封じが行われる。

正法寺

正法寺桜20250409-14

大原野にある真言宗東寺派の寺院。

754年に唐招提寺を創建した鑑真和上の高弟、智威大徳が隠世したのが始まりとされる。

境内の宝生苑、(通称を鳥獣の石庭、石の寺という)には600tに及ぶ巨大な巨岩がある。

金剛院

舞鶴市東部にある真言宗東寺派の寺院。

829年に平城天皇の第三子高岳親王によって開かれたとされる。

境内の三重塔は室町時代に再建されたもので、周りは多くの紅葉に彩られることから「丹後のもみじ寺」として知られる。

鶴亀の庭は細川幽斎の作庭。

正寿院

宇治田原町にあり、ハート型の猪目窓が写経机に反射する光景で近年SNSを中心に人気を集めている。

高野山真言宗の寺院で創建は1200年。

本尊の十一面観音は50年に1度ご開帳される。

不動明王坐像は快慶の作で重要文化財。

夏は2000個以上の風鈴を吊るす風鈴まつりが行われることから風鈴寺として知られる。

如意寺

京丹後市久美浜にある高野山真言宗の寺院。

奈良時代に行基が建立したとされる。

本尊の十一面観世音菩薩は行基が彫ったとされる秘仏、不動堂の日切不動尊に日を切って願いをかけるとご利益がある。

圓光寺

一乗寺にある臨済宗南禅寺派の寺院で徳川家康により創建。

当初は伏見にあり、学問所を始まりだったことから木製活字約五万個が現存する。

境内の竹林は円山応挙がよく訪れたことから応挙竹林と呼ばれる。

安政の大獄の際、反幕府勢力の情報を江戸に送る工作員として躍進した村山たか女の墓所がある。

天授庵

南禅寺の塔頭寺院。

1340年に南禅寺開山の無関普門の塔所として創建、のちに衰退するが細川幽斎により再興、以降は細川家の菩提所となった。

方丈には長谷川等伯の障壁画三十二面が残る。

正伝永源院

建仁寺の塔頭寺院。同じく塔頭の正伝院と永源庵が統合された寺院。

正伝院は1264年〜75年に開山したが戦乱で荒廃、その後織田有楽斎によって再興、茶室の如庵(国宝)が造営された。如庵は犬山市に移築され、現在の正伝永源院にある如庵は復元されたもの。

織田有楽斎の墓と武野紹鴎の供養塔がある。

勝林寺

勝林寺紅葉-10

東福寺の塔頭寺院。

1550年に東福寺の北方守護として創建。本尊に毘沙門天を祀ることから「東福寺の毘沙門天」と言われている。

境内の紅葉は吉祥天が宿るとして吉祥紅葉と呼ばれている。大きな葉が特徴で紅葉の色づきは通常の紅葉より遅い。

天龍寺七福神

2/3の節分会では福笹に天龍寺の塔頭7寺院のお札を受けて回る。

七福神とはいえ布袋尊と寿老人は含まれておらず、代わりに不動明王と稲荷が入っていることが特徴。

三秀院東向大黒天
弘源寺毘沙門天
慈済院水摺大弁財天
松巌寺福禄寿天
永明院恵比寿天
寿寧院身守不動明王
妙智院宝徳稲荷大明神

桂春院

妙心寺の塔頭寺院。

1598年、織田信忠の次男津田秀則が創建。当初は見性院という寺院だったが1632年に石河貞政が再建。

小堀遠州の弟子の玉淵坊が作庭した庭園は名勝に指定。

方丈の襖絵は狩野山雪筆。

京都帝釋天 福寿寺

南丹市にある曹洞宗の寺院で本尊は帝釈天。

780年に和気清麻呂によって創建。

帝釈天の縁日が庚申の日であることから庚申信仰の拠点として崇敬されてきた。

参道には108基の願いの鐘があり、1つ1つ鳴らしながら本堂へ進むと願いが叶うとされる。

禅定寺

宇治田原町にある曹洞宗の寺院。

991年にこの地で十一面観音が安置され、造営に5年費やして創建された。

藤原摂関家の帰依を受けて当時は広大な寺領があったがやがて衰退、月舟宗胡が加賀藩の援助を受けて再興。

本堂の茅葺が特徴で本尊など、藤原時代の重要文化財の仏像が多くある。

浄住寺

浄住寺紅葉-1

西京区にある黄檗宗の寺院。

810年、嵯峨天皇の勅願寺として慈覚大師円仁が開創。当時は天台宗の寺院だった。

1261年に葉室定嗣が律宗の寺院として再建、葉室家の菩提寺となった。

その後の戦乱で荒廃したが、1689年に鉄牛道機によって再興され黄檗宗の寺院となった。

本堂には「祝国」と書かれた扁額がある。

檀王法林寺

川端三条にある浄土宗の寺院。

1272年に浄土宗三条派の了恵が建立した寺院が起源で、その地に1611年袋中が法林寺を開いた。

後を継いだ團王(だんのう)が慕われたことから「だんのうさん」と呼ばれるようになった。

袋中は琉球に3年間滞在し浄土宗を広めたのだが、その航海を守護したとされう主夜神も祀っている。

まだ黒猫が主夜神の使いであることから12月には主夜神大祭が行われ、黒招き猫が授与される。

安養寺(倒蓮華寺)

安養寺

新京極商店街の近くにある浄土宗西山禅林寺派の寺院。

本堂の阿弥陀如来の台座八葉蓮華が逆さになっていることから倒蓮華寺(さかれんげじ)と呼ばれている。

洛陽六阿弥陀巡りの一つとして信仰。

宝蔵寺

新京極商店街の近くにある浄土宗西山深草派の寺院。

弘法大師の創建で1269年に如輪により壬生に開基。1519年に豊臣秀吉の寺町整備により現在の地に移転。

伊藤若冲および伊藤家の菩提寺であり、若冲の「竹に雄鶏図」、「髑髏図」や弟の白歳の作品も所蔵。

安祥院

安祥院

五条坂にある浄土宗の寺院で洛陽六阿弥陀の第4番。

942年に朱雀天皇によって乙訓郡に創建された仁王護国院という天台宗寺院が始まりで、後に浄土宗となる。

荒廃が進むが、養阿が現在の地に再興。

地蔵堂には養阿作の地蔵菩薩が安置され日数を限って祈願すれば願いが叶うとされる「日限地蔵尊」、「日限さん」として親しまれている。

安政の大獄で最初の捕縛者となった梅田雲浜の墓がある。

柳谷観音 楊谷寺

楊谷寺桜250405-2

長岡京市にある西山浄土宗の寺院。

近年はおしゃれな御朱印や花手水で人気を集めている。

806年に清水寺開山の延鎮が十一面千手千眼観世音菩薩を祀って開創。

811年に弘法大師も参拝し、小猿の潰れた眼を親猿が洗ってあげる姿を見て祈祷をすると小猿の眼が治ったという話から、弘法大師が眼病に悩む人のために霊水にしたとされる「独鈷水」がある。

三寶寺

右京区鳴滝にある日蓮宗の中本山。

1628年、開山に日護が迎えられ創建。

山内には豊臣秀頼、淀殿、秀頼の子である国松丸の供養塔、美しさで帝が車を返したと言われる「御車返しの桜」がある。

土用の丑には頭痛、初期、中風封じの「ほうろく灸祈祷」が行われる。

積善院凖提堂(しゃくぜんいんじゅんていどう)

聖護院の塔頭寺院。

2/23には秘仏五大力菩薩のご開帳が行われる。

境内には崇徳上皇の霊を弔う人喰い地蔵がある。

安養寺(吉水草庵)

円山公園にある時宗の寺院。

782~806年に最澄が開創した天台宗寺院が始まりで、法然がこの地に草庵を建てて本拠地とし、親鸞も門下となった。

慈円が中興し山号の慈円山は円山という地名の由来である。

大悲閣千光寺

嵐山中腹にある単立の禅宗寺院。

当初は後嵯峨天皇の祈願所であった。

1606年に角倉了以が大悲閣を建立、河川開発の殉職者を弔ったとされる。本尊の千手観音は恵心僧都の作。

神社

菅原院天満宮神社

菅原院天満宮

菅原道真、父の是善、祖父の清公の三代が御祭神。烏丸の天神さんとして知られる。

この地には菅原家の邸宅の菅原院があった場所で道真生誕の地とされる。
境内には道真の産湯に使われた井戸がある。

武信稲荷神社

良相の父、藤原冬嗣が創建した勧学院、良相が創建した医療施設の延命院、この2つの守護神として859年に藤原良相が当社を創建。

のちに藤原武信が信仰したことから武信稲荷と呼ばれるようになった。

良相の娘は一寸法師と結婚している。

境内の榎は平重盛が安芸の厳島神社から苗木を移したと言われている。

幕末に坂本龍馬がこの榎に「龍」という文字を彫り、妻のおりょうに自分の無事を知らせたという話がある。

御金神社

夜の御金神社 ライトアップ

個人宅の社だったが、参拝者が多かったため明治に社殿が造営。この地は茶釜の鋳造をや金貨鋳造が行われていたことから鉱物と縁のある地であったため当社には金山毘古命という鉱物の神様を祀る。

近年は金運アップのご利益で人気を集める。

瀧尾神社

創建年は定かではないが洛東の武鵜社が転々とし1586年に現在の地に鎮座したとされる。

大丸創業者の下村家代々から信仰を受けたことから商売繁盛、出世開運のご利益で知られる。

本殿は貴船神社奥院旧殿を移築したもので、拝殿天井は木彫りの龍がある。

大石神社

赤穂浪士の大石内蔵助を祀り、1935年に建立

12/14には山科義士まつりが行われる。

大石桜という枝垂れ桜で有名。

折上稲荷神社

711年に稲荷大神が稲荷山に降りたことが始まり。折上神社、栗栖野稲荷、山科稲荷とも言われる。

稲荷山の向こう側にあることから奥稲荷とも言われる。

孝明天皇が即位のときに女官たちが病にかかったが、同社の祈祷で病が鎮まったという。孝明天皇は長命箸を奉納し、以来、働く女性の守り神として信仰される。

秋には長命祭が行われる。

花山稲荷神社

903年に醍醐天皇により創建。西山稲荷、花山稲荷、大石稲荷とも言われる。

稲荷塚は三条小鍛冶宗近が「小狐丸」を製した聖地であることから刀鍛冶師の信仰を集める。

諸羽神社

863年に清和天皇の勅命で造営されたことが始まり。

天児屋根命、天太玉命が主祭神で、のちに八幡宮、伊邪那岐尊、素戔嗚尊、若宮八幡宮の四柱が合わさって諸羽と改称。

仁明天皇の第四皇子の人康親王が琵琶の名手であったことが由来の琵琶石がある。

吉祥院天満宮

菅原道真を祀る神社。

祖父の清公が遣唐使として航海中に危機にあった際吉祥天女の霊験を得たことから吉祥天を祀った。

朱雀天皇がこの地に社殿を築いた。

道真の臍の緒を埋めたという菅公胞衣塚や顔を映したとされる鏡の井がある。

吉祥院六斎念仏は国の重要文化財。

六孫王神社

京都 六孫王神社 桜 4

清和天皇の第六皇子、源経基を祀る。六男の六と天皇の孫ということから六孫王と呼ばれる。

この地は源経基の西八条の邸宅跡で、死後も龍神となって池に住み子孫繁栄を祈るという遺言に従って源満仲が社殿を建立したことが始まり。

子孫は清和源氏として繁栄したことからこの地は清和源氏発祥の地とされる。

市比賣神社

市比賣神社

795年、桓武天皇の命により左大臣藤原冬嗣が東市・西市の守護神として七条堀川に建立したことが始まりで1591年現在の地に移転。

祭神が女性神であることから女人守護、女人厄除けのご利益で知られている。

境内の天之真名井は名水で歴代天皇の産湯に用いられた。

菅大臣神社

菅大臣神社

菅原道真を祀る神社。

創建は不明だが、菅原道真邸や学問所の菅家廊下があったとされる。

道真が太宰府に左遷された際の飛梅の舞台である。

本殿は下鴨神社の旧殿を1869年に移築されたもの。

若一神社

772年に唐から来た威光上人が若一王子の御神体を奉斎、その後御神体は土中に隠れたという。

やがてこの地に平清盛が別邸の西八条第を造営した後に土中から御神体が現れて社殿を建てた。

翌年に清盛は太政大臣になったことから開運出世として崇敬されている。

境内には清盛手植えの楠がある。

西院春日神社

淳和天皇が譲位後に淳和院へ移る際、833年に奈良の春日四神を勧請した。

淳和院は西院とも呼ばれ、現在の地名の由来となっている。

疱瘡石は淳和天皇の皇女崇子内親王が疱瘡を煩い、春日大社に祈願するとこの石が身代わりとなって快復したという話がある。

境内には旅行安全祈願の還来神社がある。

生身天満宮

南丹市園部にある菅原道真を祀る神社。

道真が在世中に祀ったため「生身」と呼ばれる。日本で最古の天満宮になる。

901年、武部源蔵が道真の左遷の際、八男の慶能の養育を託された。
武部源蔵は無事に道真が帰って来れるよう、道真の木造を彫って生祠を建てた。

死後は霊廟に改め、955年に神社として奉った。

学問の神としての信仰に加え、歌舞伎の「菅原伝授手習鑑」に登場する武部源蔵との縁で歌舞伎役者も参拝する人がいる。

浦嶋神社(宇良神社)

伊根町にある浦嶋子を祀る神社。浦島太郎の伝説の舞台。

日本書紀にも描かれている浦島太郎伝説を聞いた淳和天皇が小野篁を勅使として社殿を造営した、もしくは丹波豪族だった浦島一族を称えて建立したとされる。

重要文化財の浦島明神縁起絵を所有する。

神谷太刀宮(神谷神社)

京丹後市久美浜町にある神谷神社と太刀宮が合併した神社。

神谷神社は丹波道主命が神谷に八千矛神を祀ったことが始まり。太刀宮は丹波道主命の死後、宝剣「国見の剣」を御神体とし社殿を建てたのが始まり。

参考館は1870年、旧久美浜県庁舎の一部を移築。

鍬山神社

亀岡市の神社。鍬山大明神、矢田社とも言われる。

709年の創建と言われている。

この地に出雲神々が降臨し鍬を用いて保津峡を開拓して水を流し、山城盆地を開拓したという神話がある。この時に鍬が山のように積み重なったことから鍬山という名がついた。

平安時代の医者で「医心方」の著者である丹波康頼もこの神社を信仰した。

医心方は日本最古の医学書であり、仁和寺が所有する国宝は、これを写経したもの。

御霊神社

福知山市の神社で稲荷神と明智光秀を祀る。

光秀は丹波国の領主で由良川や港の整備などの功績がある。

旧所在地には榎神社の小祠がある。

猿丸神社

宇治田原町にある神社。三十六歌仙の猿丸大夫を祀る。

瘤取り、癌封じの霊験として信仰。

篠村八幡宮

亀岡市にある神社。応神天皇と神功皇后を祀る。

1071年に源頼義が創建。

足利尊氏が鎌倉幕府倒幕の挙兵した旗上げの地である。

境内には尊氏が矢を埋めたとされる矢塚、当地の最初の社である乾疫神社がある。

向日神社

向日市にある神社。

718年に五穀豊穣の向日神を祀ったのが始まり。

現在の本殿は1418~1429年に造営された三間社流造の建築様式で明治神宮本殿のモデルになったとされる。

石畳の鳥居には小野道風筆の「正一位向日大明神」という扁額がある。

元伊勢外宮豊受大神社

福知山市の神社。

伊勢神宮外宮の元宮とされる。

319年、天照大神が大和から丹波に遷された際に豊受大神と併せて祀られたことが始まり。

後に伊勢神宮に鎮座したが、元伊勢三社のうちの1社として信仰を集めている。

元伊勢内宮皇大神社

福知山市の神社。

伊勢神宮内宮の元宮とされる。

上記の元伊勢外宮豊受大神社、天岩戸神社と並んで元伊勢三社として信仰。

本殿は神明造。

境内には80もの小宮があり、厄除けの八方詣が行われる。

涌出宮(和伎坐天乃夫支売神社)

木津川市の神社。和伎神社とも呼ばれる。

766年にこの地に一夜にして森が湧き出したことからこの名前になった。

豊作を予祝するいごもり祭は、村人が家にいごもって一切音を立てなかったことから音無しの祭とも言われる。

古墳

天塚古墳

太秦にある前方後円墳。6世紀前半につくられたとされる。

このエリアの古墳群では蛇塚古墳に次ぐ大きさ。

蛇塚古墳

太秦にあり、京都府で最大の横穴式石室を持つ。

乙訓古墳群

向日市、長岡京市、大山崎町、京都市の広範囲のエリアの13基古墳群。

恵解山古墳は乙訓郡で最大の前方後円墳。

本能寺の変の後、羽柴秀吉と明智光秀による山崎の戦いにおいて光秀の本陣がここに置かれたとされる。

宇治古墳群

宇治市の5基の古墳群。

二子山古墳は二重の周濠を持つ前方後円墳。

久津川古墳群

城陽市の150基のうち、史跡に指定されている4基の古墳群。

芝ヶ原古墳

城陽市の古墳。

3世紀前半とされる最古級。

銅製腕輪の銅釧が完形品の状態で発掘されたのは類例が少ない。

綴喜古墳群(つづきこふんぐん)

京田辺市、八幡市の4基の古墳群。

椿井大塚山古墳(つばいおおつかやまこふん)

木津川市の古墳。

多くの三角縁神獣鏡が出土し、これは卑弥呼の鏡という説がある。

石のカラト古墳

木津川市の古墳。

古墳名は石室が唐櫃に似ることからついた。

千歳車塚古墳

亀岡市の古墳。

私市円山古墳(きさいちまるやまこふん)

綾部市の古墳。

3段築成で円墳では京都府内最大級。

聖塚・菖蒲塚古墳(ひじりつか・あやめづかこふん)

綾部市の古墳で2基からなる。

いずれも大型の方墳。聖塚古墳は方墳では全国最大級。

産土山古墳(うぶすなやまこふん)

京丹後市の古墳。

神明山古墳

京丹後市の古墳。

銚子山古墳

京丹後市の古墳で第一と第二の2基。

日本海側最大級の前方後円墳。

蛭子山古墳

与謝野町の古墳。

白米山古墳(しらげやまこふん)

与謝野町の古墳。

作山古墳(つくりやまこふん)

与謝野町の古墳で5基の古墳からなる。

史跡

恭仁宮跡

木津川市加茂の史跡。

740年に聖武天皇が平城京からこの地に遷都。都が置かれた期間は3年だけだったが、「墾田永年私財法」、「国分寺建立の詔」、「大仏造立の詔」といった有名な政策が行われた。

大極殿は平城京から移築されたが、次の都である難波宮には移築されなかった。残された大極殿は山城国分寺の金堂となった。

現在は跡地に礎石が残るのみ。

京都仙洞御所

京都御苑の南東にある豊臣秀吉が聚楽第の後に築いた京都新城の跡地。

1630年に後水尾上皇の御所となり、后の東福門院和子の女院御所も造営。

度々の火災にあい、1854年を最後に再建は行われなかった。小堀遠州作庭の池泉回遊式庭園と茶屋の醒花亭のみが現存。

南池には小田原藩の海岸から一升石を敷き詰めている。

落柿舎

嵯峨小倉山にある草庵。

俳人の向井去来が営んだ。

庭の40本の柿が嵐で一夜にして落ちてしまったことから落柿という名がついた。

師の松尾芭蕉も訪れて、ここで嵯峨日記を書いた。

現在の建物は江戸時代後期に井上重厚が再建。

舞鶴旧鎮守府倉庫施設

明治政府が海軍の本拠地である鎮守府を全国に4つ設置し、舞鶴は日本海側で唯一。

初代司令長官は東郷平八郎。

赤煉瓦造の倉庫群の8棟が重要文化財に指定。

伝統文化

香道

6世紀に仏教の伝来とともに伝えられ、平安時代には香料の調合を競う薫物合が行われた。

中世には佐々木道誉が「百八十種名香」を所持し、足利家に引き継がれた。

室町時代の東山文化において三條西実隆と志野宗信により香道の成立へと進んでいく。

現在は三條西実隆を祖とする御家流、志野宗信を祖とする志野流が二大流派。いずれも拠点は京都外にある。

年表(平成28年以降)

西暦事項
2016京都会館を改装しロームシアター開館
2016文化庁の京都移転が決定
2016京都鉄道博物館開館
2017京都学・歴彩館が全面開館
2018琵琶湖疏水通船の本格運行開始
2019京都経済センター開業
2019京都アニメーション放火事件
2020京セラ美術館開館
2022鷹山が祇園祭後祭に復活
2023京都市立芸術大学が移転

京都市 無形文化遺産

京の食文化

おばんざい

おばんざい、精進料理、懐石料理など

京・花街の文化

京舞井上流、五花街など

京の地蔵盆

町内会が主体で八月下旬に行われる。

地蔵菩薩を祀る仏教行事。数珠回しが行われるところもある。

京のきもの文化

西陣織と京友禅など

京の菓子文化

水無月

はなびら餅、ひちぎりなどの季節と行事の和菓子など

京の年中行事

長刀鉾

三大祭や宗教行事など

京都府の日本遺産

日本茶800年の歴史散歩

鎮守府 横須賀・呉・佐世保・舞鶴

北前船寄港地・船主集落

北海道と大阪の間の水運のこと。日本海を通り、関門海峡か瀬戸内海、大阪湾がルート。

輸送中に寄港地では商いをしていた。京都の寄港地は宮津であり、天橋立に集まる旅人が多かった。

300年を紡ぐ絹が織りなす丹後ちりめん回廊

江戸時代発祥の絹織物。

丹後の地は雪が降る湿潤な場所であり絹織物が奈良時代から行われていた。

ちりめんは生地に「シボ」と呼ばれる光沢の凹凸が特徴。

西国三十三所観音巡礼

北法相宗 清水寺

近畿2府4県と岐⾩県にある33箇所の観音菩薩を祀る寺院を巡る⽇本最古の巡礼の路である。

京都府内だと三室戸寺、上醍醐 准胝堂(醍醐寺)、今熊野観音寺、清水寺、六波羅蜜寺、六角堂、革堂行願寺、善峯寺、穴太寺、成相寺、松尾寺の11箇寺。

京都と大津を繋ぐ希望の水路 琵琶湖疏水

臨済宗 南禅寺

2025年に国宝に指定された琵琶湖疏水。

国宝に指定されたのは第一隧道、第二隧道、第三隧道、蹴上インクライン、南禅寺水路閣。

府知事の北垣国道が工事責任者に任命したのは大学を卒業したばかりの田邊朔郎であった。

山にトンネルを掘る際、両側から堀り進むに加えて山の上から垂直に穴を掘って工期を早める竪坑方式を日本で初めて採用。現在も竪坑は残っている。

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