日本で有名な日本酒の産地というと広島県の西条、兵庫県の灘、そして京都府の伏見が3大生産地と言われています。
管理人は京都に引っ越す前は兵庫県に住んでいましたが、灘の豪快な辛口の日本酒はあまり口に合わなかったため、わざわざ京都に日本酒を購入しに行ったりと京都の日本酒には強いこだわりがあります。
伏見区で製造する日本酒はカリウム、カルシウムをバランスよく含んだ中硬水の地下水を使用することでまろやかな味わいに仕上がるため伏見の女酒と表現されます。
対してカリウム、カルシウムの量が多い水を使用した灘の日本酒は辛口に仕上がることから灘の男酒と表現されます。
管理人は伏見のまろやかな日本酒が大好きで、スーパーや酒屋に行くとほぼほぼ伏見の日本酒を購入するのですが、最近は小売店で販売されている銘柄を制覇し尽くした感が出てきました..
小売店だと伏見の酒造の全銘柄まではカバーしきれていないため、今回は直接伏見の酒造に出向いて直接購入するべく現地に向かいました。
齊藤酒造について
2025年で創業130周辺を迎えた酒造です。
創業年は明治時代の1895年であり、伏見の酒造の中では新しいほうであります。(参考:同じ伏見の増田德兵衞商店の創業は1675年)
ブランド名は「英勲」で、商品名にはほんとんどが「英勲」+銘柄名という表記になっています。
最もポピュラーなシリーズは「古都千年」で、京都府産の酒米で京都府内の酒造でしか使用することができない「祝」を使用した日本酒。
吟醸酒は伏見の日本酒ではトップクラスのフルーティな香りを楽しめることが齊藤酒造の一番の特徴です。
また、酒造での祝の使用率は業界で1位。
その他の銘柄も京都府産の酒米を使用するなど、京都府に強いこだわりを持った酒造です。
商品について

今回購入した商品は主要ブランドの英勲氷冷貯蔵純米大吟醸です。
京都府産の酒米「京の輝き」を使用、出来上がった新酒を0度以下で保存した日本酒で、毎年4月中旬からの本数限定での販売です。
値段は税抜1350円と、純米大吟醸にしてはかなり安めの価格設定です。
レビュー

齊藤酒造の純米大吟醸なので、代表商品の古都千年のようなフルーティーな香りが強いのかと想定して飲んでみると、印象は全く異なり、どちらかというと吟醸酒くらいの控えめな香りと、トゲトゲした味わいでした。
価格的にもそこまで高級な味わいではなく、気軽に飲める廉価版の純米大吟醸という印象です。
購入できる場所
公式通販、または伏見区の本社事務所で購入可能です。
京都市内の小売店ではかなり販売店舗に限りがあると思います。
管理人はイオンやその他スーパーでこの商品は見たことがありません。

