京都三大祭の一つである葵祭は上賀茂神社、下鴨神社の例祭です。
約1500年前の欽明天皇の時代(539-571年)に凶作により飢餓疫病が流行したため、天皇が勅使を遣わして祭礼を行ったことが葵祭の起源とされています。
現在は5月15日に行われる葵祭の路頭の儀が最も注目される神事ですが、今回は5月3日に行われる前儀の騎射流鏑馬神事についてご紹介します。
流鏑馬とは

流鏑馬は馬を走らせながら的を矢で射る武道の一種で、現在は祭の神事で奉納される儀式になっています。
葵祭の前儀では毎年5月3日に下鴨神社の糺の森で行われ、400mにもなる馬場にある3つの的に向かって連続で矢を放ちます。
本番は大混雑するので、朝の練習を見学
流鏑馬はとても人気の神事で、昼の本番は2万人程度の見物客で殺到し大混雑します。
有料席がほとんどで、一般の見学となると場所の確保がかなり難しいため今回は当日の朝6時ごろから行われる練習を見学し流鏑馬の雰囲気だけ楽しむことにしました。