亀末廣について
烏丸姉小路に店を構える和菓子店の亀末廣さん。
創業は1804年で、かつては京都御所に和菓子を納めていました。
亀末廣は駅ビルや百貨店などの小売店には一切卸すことなく、通販もないのでこの本店でしか購入することができません。
創業時から1対1での販売を大切にしているためです。
ちょっと厳かな店内からも歴史を感じることができます。
亀末廣の和菓子
一番上の「古都」は玄米と和三盆味の打物。
保津峡、清水寺、知恩院などの名所の模様が特徴です。
中央のカラフルな和菓子が最も人気のある「京のよすが」
1年のうちで10数回も中の和菓子の入れ替えが行われます。
京のよすがは3つのサイズから選べます。
お餅が入っているためか賞味期限は購入日から5日とかなり短めなので注意です。
一番下の「せんべまんじゅう」は、亀の甲羅の形をした最中になります。
実際に購入した和菓子をレビュー
京のよすが
一番サイズが小さいものを買いました。
パッケージも可愛らしいです。
冬季に購入したので、梅をモチーフにしているのでしょうか。
落雁、求肥、打物が入っていて見た目だけでもかなりの満足感があります。
味は私の感性ではとても表現することがおこがましいのですが、「This is Kyoto」と言えるような味わいです。
ちょっと敷居が高い贈り物としても最適ですし、茶会のお菓子としても喜ばれると思います。
絹のしずく
木箱に入れられているので、贈り物としても喜ばれそうです。
絹のしずくは和三盆の落雁に一休寺納豆が置かれています。
一休寺納豆は、日本昔ばなしにも出てくる一休さんゆかりのお寺で販売されており、一般的に知られる納豆とは味が異なり塩味が強く、ねばり気はありません。
口に入れると、落雁がサラサラと溶けていき甘みが広がると同時に、一休寺納豆の塩っぽさが相まって奥行きのある味を楽しむことができます。