六波羅蜜寺は12年に一度、辰年に本尊の十一面観世音菩薩立像がご開帳されます。
十一面観世音菩薩立像は951年に京都で疫病が流行った際、空也上人が刻まれたと言われています。
六波羅蜜寺では本尊のご開帳に合わせて護符の授与(11/3~11/5)、限定御朱印の授与(11/9に終了)が行われました。
六波羅蜜寺についてサクッと紹介
開山は空也上人で、951年に京都で疫病が流行し現在の本尊である十一面観音像を自ら刻んで街中を念仏を唱えながら回ったことから六波羅蜜寺の歴史は始まります。
その後の963年、十一面観音像を本尊として西光寺を建立し盛大な供養会を執り行いました。
空也上人の没後977年、天台宗の六波羅蜜寺として栄えました。
平安時代の終わりには平忠盛が、六波羅蜜寺の敷地内に平家一門の拠点として「六波羅館」を置き、平家の軍事拠点としても栄えました。
しかし平治の乱で平家が源氏に敗れると六波羅蜜寺は源頼朝のものとなり、その後は六波羅探題という京都の警備・監視役を北条氏が担うことになります。
鎌倉幕府の終わりの際には次期室町幕府を開くことになる足利尊氏の標的になり焼失、その後は豊臣秀吉や徳川家の保護を受け勢力を戻していきます。
一時は徳川家の保護により境内には大伽藍が並んでいましたが、明治の廃仏毀釈により現在の規模にまで縮小し現代に至ります。
六波羅蜜寺のある六波羅という地名は鴨川を挟んで東側の地域、北は建仁寺、南は五条通あたりの地域になります。
かつてこの地域は風葬地の鳥辺野へ向かう道中にあり、この世とあの世の境界線となっていました。
御朱印
1枚1000円で書き置きの切り絵御朱印です。
御朱印をいただける場所
本堂・地蔵堂
受付時間
8:30~16:30
拝観料
無料
アクセス・交通情報
電車 | 阪急川原町駅から徒歩15分 京阪清水五条駅から徒歩7分 |
バス | 市バス206号系統清水道から徒歩7分 |
車 | 4台の専用駐車場が境外南側にあり |
自転車 | 駐車場脇に駐輪スペースあり |