5年に1度の頻度でやってくる運転免許の更新。
管理人は2020年に初めて更新をしたのですが、休日に更新センターに行くと大行列で長時間費やした嫌な記憶があります。(当時兵庫県神戸市で更新)
2025年になって久しぶりに更新ハガキが届いたときは「あぁ...」と落胆しました。
しかし今回はハガキに見慣れない「オンライン更新時講習」という文字が!
オンライン!?ついに免許更新センターに行く必要がなくなったの!?...という訳ではなく、更新時に必要な講習ビデオを見る過程がオンラインでできるようになったということでした。
確か講習ビデオを見るにもぎゅうぎゅう詰めの不快な空間で見た記憶があったので、それが自宅でのびのびとできるようになっただけでも歓喜です。
今回は管理人が京都市で実際にオンライン講習を受けて免許更新をしてみた体験談をお届けします。
オンライン講習は2025年3月24日から全国で開始
実は2025年3月以前にオンライン講習が実施されていたのは北海道、千葉県、京都府、山口県で試験的に実施されており、ユーザーの反応を見てから全国で実施するかを選択しているようでした。
たまたま京都に住んでいて心から良かったと思った瞬間でした。もし以前住んでいた兵庫県だと更新の時期的にオンライン講習の全国化に間に合っていませんでした。
オンライン講習の対象者
オンライン講習は全ての人が受講できるわけではなく優良・一般の更新の方が対象です。
また受講の際はマイナンバーカードとスマホアプリのマイナポータルが必要です。
実際に受けてみた感想
ハガキに記載のQRコードからスマホでアクセスし、マイナンバーカードの読み取りをカメラで行います。
しかし...なんとエラーの表示がああ
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過去に確定申告やらの手続きで何度もマイナンバーの読み取りエラーを体験した悪夢が再び...
いやただ単に管理人はSafariのシークレットモードで見ていただけの凡ミスでした。
シークレットモード?なにそれ?と思った方は下記画像をご参照
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Safariの場合、ブラウザの右下にあるタブを展開するボタンをクリックすると上のような画面になり、プライベート(シークレットモードのこと)と通常のタブに切り替えることができます。
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さて無事にマイナンバーを読み取った先にはこのような画面に。
講習は30分で必須、適性診断や広報動画は任意なので受けなくてもOKです。管理人は受けていません。
最後のアンケートはおそらく2025年3月以前の試験運用のみだと思います。
10分間隔で確認テストと顔写真撮影を要求される
さて講習のほうは、布団で寝転びながら眺めていたのですが途中10分間隔で確認テストとちゃんと受講しているかどうかの確認のためカメラで自分の顔を撮影しなければなりません。
テストの内容は細かな数値を覚えておくほどのような難しさではなく、ほぼ誰でもわかるような一般常識問題なので必死にメモを取る必要などはありません。メモとるくらいなら集中して動画を見ましょう。
撮影はインカメでの撮影で首から上が入るように撮影します。
後日分かったのですが、オンライン講習を受けて免許センターで更新するときに係の方が登録された顔写真と更新に来た人間が同一人物かを判別するために使用します。オンライン講習を代理で受講する不正を行なっていないかの確認ですね。
気になる人はメイクなどの身だしなみをちゃんとしておきましょう。写真が違うと指摘されたらひとたまりもないですからね。
合計3回のテストと撮影が終了すればオンライン講習は完了、あとは免許センターで更新をするだけです。
オンライン受講者は更新センターの受付時間が違う
オンラインで受講した方は本来の更新であるビデオの受講の過程が省略されているので通常の受付時間とは異なります。
京都府の京都駅前免許センターの場合、通常の受付時間は8:30~10:30と13:00~15:00の間となっていますが、オンライン受講者は10:30~11:30と15:00~16:00の間と時間帯が異なりますのでご注意を。
持ち物
免許更新の際は運転免許証、更新の手数料2600円~3350円、更新連絡書のハガキ、メガネ(コンタクト)です。
更新センターでの流れ
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さて当日になり京都駅前の更新センターにやってきました。
場所は京都駅から烏丸通を北上し、ヨドバシカメラのすぐ北側にあります。
駐車場や駐輪場はありませんが、都合よく近くにヨドバシカメラがあるのでぜひ利用しましょう。
駐輪場の場合90分までは無料です。
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正面の自動ドアの先が更新センターになっています。
今回訪れた日は2/16の京都マラソンが行われているときの10時半。
おそらくこの日はマラソン関係者以外の京都市民は交通渋滞を避けるため家に引きこもっているでしょう。
それなら更新センターも比較的空いていると予想して京都マラソンの日に合わせました。
実際に10時半に訪れて、オンライン講習受講済みの列に並びましたが番号札は12番とかなり早い番号だったかと思います。
それでは当日の流れについて。
オンライン講習で登録した顔写真と本人の照合
以前オンライン講習を受講した際にカメラで顔写真の撮影を行いましたが、まず最初に更新センターに来た人とオンライン講習で登録した顔写真が一致しているかの照合を行います。
無いとは思いますがなりすましを防ぐためですね。
照合自体は10秒ほどですぐに終了します。
電話番号と暗証番号の登録
以前更新したときには見なかったような機械に免許証を差し込んで電場番号と暗証番号を入力します。
暗証番号なんて免許証にあったか記憶にないですが、管理人がこういうときにいつも使う番号を入力してそのまま終了しました。
体調面などの特筆事項のチェック
過去に運転時に病気などの発作が起きたりとか、運転に支障がでる体調の問題がないかのチェックを用紙に記入します。
住所などの変更事項の確認
管理人はここで問題が発生。
以前の免許証は京都市XX通XX町マンション名という住所表記だったのですが、今回の更新から京都府京都市....というように都道府県名からの記載になるようです。
これは京都市の方限定なのですが、あの長い通り名が住所に入ることで免許証の枠に住所が入りきらないんですよね。
管理人もその類なのですが、なんと今回はマンション名が省略されてXX番地-部屋番号というようにマンション名がごっそり省略されることに...(正式に記載すると文字数40を超えます)
これについての同意を求められました。
これ今後困ることは銀行や証券とかの身分証明のときに本来の住民票と表記と免許証の住所が少し違うので審査がややこしくなりそうなことですね...
まあでも仕方ないので同意しました。最悪マイナンバーーカードを身分証明に使えばいいですから。
視力検査と顔写真撮影
視力検査に5分ほど並びましたが検査自体は1分ほど、顔写真撮影は待ち時間0で終了。
地下1Fの講義室で待機後免許証交付
顔写真撮影が終わると地下1Fの講義室へ。
いつもならこのタイミングで30分のビデオを見ることになるのですが、今回はすでにオンラインで受講済みですのでただ新しい免許証が出来上がるのを待つだけの時間になりました。
待つとはいえ時間としては3分ほど。あまりにも早いスピードで感動しました。
結論 オンライン講習は最高だった
さて5年ぶりに免許の更新を行う際、知らぬ間にできていたオンライン講習という制度ですが、ぎゅうぎゅう詰めの狭い部屋の中でビデオを見る作業が自宅でゆったりと見れるだけでなく、更新センターでの待ち時間軽減の絶大な効果があったと思います。
実際に免許センターに入ったのが10:20ごろ、免許証が交付されたのが10:50。
なんと滞在時間30分だけで免許の更新が終わってしまいました!
以前神戸市でながーい時間並んで更新が億劫になっていたのが信じられません。
オンライン講習の制度は2025年3月24日から全国で標準的に実施されるようになりますので、迷わずオンライン講習で行ってみてください。