京都では6/30の1年の半分にあたる日に夏越の祓(なごしのはらえ)という、半年分の穢れを祓い、残り半年の息災を祈願する神事が各地の神社で行われます。

6月は神社に茅の輪が設置されている光景は見かけたことがあると思います。
この茅の輪をくぐることで邪気を祓います。
この時期に食べる和菓子として有名な「水無月」。
百貨店や和菓子店では一斉に水無月商戦が行われていますが、2025年は俵屋吉富という老舗和菓子店で購入してきました。
水無月とは

水無月は下の生地にういろう、上に小豆を乗せた三角形の和菓子。
夏越の祓の時期に食べるだけあって、水無月にも意味合いがあります。
小豆には悪魔を祓うという意味があり、白色の三角形のういろうは氷を表現していることから暑気祓いの意味があるそうです。
それぞれの和菓子店でういろうや小豆に特徴があり、ういろうが黒糖や抹茶味、小豆が白小豆など様々なバリエーションがあるため、「今年はどこの水無月を買おうかしら」と毎年この時期はワクワクするものです。
2025年は「雲龍」で知られる俵屋吉富で購入。
管理人は雲龍の小豆のボリュームと甘さが大好きなので、水無月もきっと美味しいに違いない...という期待を込めました。
水無月は通常の味の白に加えて黒糖味の2種類、1つ350円とかなり高価格帯です。
他のメーカーを見ると250円前後が多い印象です。
もっちり食感と上品な小豆の甘さが特徴

さすが俵屋吉富。
小豆がどっさり濃縮されて詰められています。
ういろうの食感は、かなり硬め。餅のように噛みきれないというわけではなく、歯応えバッチリ。
小豆の部分は素材が活かされた上品な甘さという印象です。
雲龍のような小豆の甘さでノックダウンされるような強さではありませんでした。
黒糖のういろうは、黒糖特有のクセは控えめなので黒糖単体が苦手な人でも食べやすいような気がします。
店舗情報(小川店)

今回購入した店舗は直営店の小川店。
場所としては、寺之内という地域で本法寺の近くになります。
住所 | 京都市上京区寺之内通小川西入ル宝鏡院東町592 |
営業時間 | 10:00~18:00 |
定休日 | 火曜日 |
電話番号 | 075-411-0114 |
その他の水無月
出町ふたば
行列ができる豆餅で有名な出町ふたば。
味の種類が黒糖、白、白小豆、抹茶と豊富で様々な味の変化を楽しむことができます。