起源・歴史
1291年、亀山法皇が無関普門禅師を開山に迎えて開創、1334年に後醍醐天皇が京都五山の第一位としましたが、1385年に足利義満が創建した相国寺を第一位にするため南禅寺はさらに格上の別格に列しられました。
応仁の乱では裏山に赤松軍が本陣を敷き、南禅寺は戦乱の激戦に巻き込まれ多くの伽藍が消失します。
その後復興はなかなか進まず、江戸時代に以心崇伝がが入寺して復興が進みます。
宗派
臨済宗南禅寺派(京都五山の別格の格式)
臨済宗は中国禅宗五家の一つで鎌倉時代に榮西により伝えられ、武家を中心に信仰されました。
日本で最初の禅寺は博多の聖福寺、京都には源頼朝の支援を受け建仁寺が建立、室町時代には足利義満によって京都五山制度が設けられ、鎌倉、室町と政治に結びつきながら発展していきました。
見どころ
三門
京都三大三門の一つである南禅寺の三門
歌舞伎で天下の大泥棒、石川五右衛門が桜を眺めながら「絶景かな、絶景かな」というセリフはこの三門からです。(実際には五右衛門の死後に三門ができたためフィクション)
創建されたのは1295年でしたが火災で消失、現在の姿は1628年に再建されたものです。
水路閣
明治時代、京都は東京遷都により衰退していましたが、当時の知事により琵琶湖から水を引くことで産業の活性化につなげる事業が考案されます。
しかし、琵琶湖の水を引く際に、とある広大な敷地をどうしても通らなけれればなりませんでした。
それがこの南禅寺で、琵琶湖の水を通すための橋を建立することになりましたが、地元住民からは景観が崩れてしまうということで大非難の嵐でした。
水路閣の完成後は疏水を利用した蹴上発電所により京都の産業は発展、大正には京都の史跡として登録されたことで観光の面でも京都の産業に貢献しました。
境内図
https://www.nanzenji.or.jp/equipment
御朱印
南禅寺の四季
雪景色
桜
新緑
紅葉
住所 拝観時間 拝観料 公式ホームページ
住所 | 京都府京都市左京区南禅寺福地町 |
拝観時間 | 方丈 山門 南禅院は下記の通り 境内は自由 12月1日~2月28日 午前8時40分~午後4時30分 3月1日~11月30日 午前8時40分~午後5時 |
拝観料 | 境内は無料 方丈、山門は大人600円 高校生500円 小中学生400円 南禅院は大人600円 高校生350円 小中学生250円 |
休業日 | 12月28日~31日 |
公式ホームページ | https://www.nanzenji.or.jp |
アクセス・交通情報
電車 | 地下鉄東西線蹴上駅から徒歩10分 |
バス | 京都駅 河原町駅から市バス5号系統南禅寺・永観堂道で下車し徒歩10分 |
車 | 専用駐車場あり(有料) |
自転車 | 専用駐輪場あり 中門を通り抜けて左手にあります |