嵐山エリアに位置する宝厳院は天龍寺の塔頭寺院。
秋と春には、策彦周良が作庭の獅子吼の庭、本堂の特別公開が行われます。
庭園は嵐山でも有数の紅葉スポットとして知られていますが、今回は春の青もみじを鑑賞しました。

獅子吼の庭の大きな特徴として、庭園内に巨大な岩石がいくつも存在することです。
これらの岩石は当時の作庭でどのように運んだのか気になります。
実際はどのように運んだのか記録は残っていないのですが、そもそも最初からこれらの岩が保津川から流れてきた場所に作庭した説もあるようです。


獅子吼の庭の「獅子吼」という言葉の意味は「仏が説法する」という意味です。
庭園そのものはもちろん、鳥の声、風の音を含めて、肌で感じること全てが仏による説法だと感じながら散策すると良いとされます。


庭の名前に由来となっている獅子岩。
よく見ると右側が頭部、左側が胴体の獅子のフォルムをしています。


庭園の外の出口にも青もみじのトンネル。
