2024年は辰年ですね。
京都には龍神を祀る神社やお寺が多く、神泉苑もその内の1社です。
神泉苑の始まりは794年の平安遷都の年で、桓武天皇によって造営された庭園です。
当時は「禁苑」と呼ばれる皇族しか入れない場所で、敷地もとても広大なものでした。
812年に嵯峨天皇が桜の花見を鑑賞してから、歴代天皇も桜の花見を行うようになりました。
嵯峨天皇が桜の花見を行う前は花見といえば梅が主流でしたが、桜の花見は嵯峨天皇が初めて行ったことから、神泉苑は花見発祥の地と言われています。
824年、神泉苑では当時日照りが続いた都に雨を降らすための雨乞いの儀式が行われ、その際に空海が招いた龍神、善女龍王を祀る社がります。