近年は実家を離れてマンションで暮らす方が増えています。
実家には神棚があってもマンションでなかなか設置しようとは思わないですよね。
私は寺社で御朱印やお札などを拝受することが多く、これらをファイリングして引き出しに収めるというのも一つの手ではありました。
引き出しに収めているとせっかくいただいた神様の力も効果が発揮されにくそうですし、なにか申し訳なさみたいな感情を感じるようになったため毎日日常的に目に付く位置に神棚を設置して日々神様のお力を味方につけようと考えました。
しかし本格的な神棚の場合費用も高く、壁紙などに釘などを打ち込む必要があるため退去寺の修復費用も嵩むことが考えられます。
そこで今回は、本格的な神棚とはいかないけれども、最低限マンションに適した簡易的な神棚を設置する方法をご紹介します。
購入した簡易的な神棚
なにか神棚に変わるものがないかと通販を探っていたところ見つけたのがこちらの商品。
お札を3枚置くことができる簡易的な鳥居付きのお札置きです。
ちなみになぜ3枚かというと、1枚は日本全体の氏神である天照大神の神札、2枚目は氏神神社の神札、3枚目はなにかのご利益を祈願した神社の神札のことを指します。
米、水、榊といった本格的な神棚まではいかないものの、お札のみ置く場合に使用します。
もし氏神について知らない方は↓の記事も参考にしてください。
設置におすすめの場所
まず神聖な神棚を設置するのに避けるべき場所があります。
それはお札が汚れたり、湿気が多く劣化が進みやすい場所、例えばトイレやキッチンなどです。
基本的に神棚は人がいる時間が長い部屋に置くことでより一層神様に見守ってもらう時間が増えるため、リビングが最もおすすめです。
神棚を設置する方角
神棚を設置する方角は南向き、もしくは東向きが望ましいです。
神棚に祀る天照大神は太陽を司る神様であり、東向き、南向きの場合日光に少しでも照らされやすいからです。
神棚の設置方法
さて設置する場所が決まりましたら次は設置方法です。
先ほど紹介した簡易神棚の場合、机の上や引き出しの上に置くという方法もあります。
しかし神棚は人の目線より高い位置に置く必要があります。
というのも人の目線より低いということは神様が人に見下される位置関係になるからです。
私の部屋には人の目線より高い位置におけるような家具や台などがありませんでしたので、マンションの壁紙に大きな穴を開けることなく、簡単に取り付けできる台を購入しました。
これは小さな画鋲を壁紙に挿して棚を固定する形の簡易ウォールシェルフです。
釘などを押し込むことなく、画鋲だけで2kgの耐重量がありますので神棚設置には最適です。
実際に設置してみました
ウォールシェルフと簡易神棚を組み合わせて私の部屋で南向きに設置した様子がこちらです。
そして私は御朱印も集めているのでついでに御朱印帳も両隣に置いてみました。
私は神社用の御朱印と寺院用の御朱印を別々の御朱印帳で分けていますが、他に置く場所もないので寺院の御朱印と一緒に神棚に捧げています。
毎日目につく場所にこのように神棚を設置すると、日々守られている感覚になり、1日を気持ちよく過ごせそうな気がします。