起源・歴史
984年にある晩、「神楽岡のあたりに小さな桧千本が一晩のうちに生えた場所がある。そここそ仏法有縁の地であり衆生済度の場である」というお告げを受けた比叡山の僧・戒算上人が、阿弥陀如来立像を比叡山から京へと持ち出して、そのお告げの場所である東三条院(藤原氏)の離宮に遷座させたことに始まります。
真正極楽寺という名前は「極楽寺の中でも、ここが正真正銘の極楽の霊地」という意味を込め、その本堂を表す真如堂が通称として定着しました。
応仁の乱、聚楽第の建設に伴う移転、火災による消失を経て東山天皇の勅により、現在の地に再建されました。
真如堂のシンボル的存在である三重塔は1817年に竣工。
宗派
天台宗
桓武天皇の命により唐に渡った最澄が天台山から持ち帰った教えを天台宗として広めました。
天台宗は総合仏教として確立され、法然、親鸞、日蓮など各宗派の宗祖たちが天台宗を学んだことから仏教の母山とも呼ばれています。
ご本尊は寺院により釈迦如来、大日如来、阿弥陀如来、薬師如来とさまざまですが、真如堂のご本尊は阿弥陀如来です。
見どころ
本堂
![真如堂 本堂 紅葉](https://kyoto-tourism-reccomend.com/wp-content/uploads/2021/11/20211124shinnyodo-4.png)
ご本尊の阿弥陀如来に、不動明王、千手観音を祀る本堂
度重なる火災で消失後、現在の姿は1717年に再建されたものです。
三重塔
![真如堂 三重塔 紅葉](https://kyoto-tourism-reccomend.com/wp-content/uploads/2021/11/20211124shinnyodo-2.png)
高さは約30メートル
現在の姿は1817年に創建されたもので塔の中では歴史の浅い存在です。
塔の内部は四天柱を設け多宝小塔を安置します。
真如堂の四季
桜
![京都 真如堂の桜 2021](https://kyoto-tourism-reccomend.com/wp-content/uploads/2022/02/3_26-1-2.jpg)
![京都 真如堂の桜 2021](https://kyoto-tourism-reccomend.com/wp-content/uploads/2022/02/3_26-3-2.jpg)
新緑
![真如堂新緑](https://kyoto-tourism-reccomend.com/wp-content/uploads/2021/05/5_9-6.jpg)
![真如堂 新緑 青紅葉](https://kyoto-tourism-reccomend.com/wp-content/uploads/2021/05/5_9-8.jpg)
紅葉
![真如堂 紅葉](https://kyoto-tourism-reccomend.com/wp-content/uploads/2021/11/20211121shinnyodo-3.png)
![真如堂 紅葉](https://kyoto-tourism-reccomend.com/wp-content/uploads/2021/11/sinnyodo1114-2.png)
雪景色
![真如堂 雪化粧](https://kyoto-tourism-reccomend.com/wp-content/uploads/2021/01/20201217-1-3.jpg)
![雪化粧の真如堂](https://kyoto-tourism-reccomend.com/wp-content/uploads/2021/01/20201217-3-3.jpg)
住所 拝観時間 拝観料 公式ホームページ
住所 | 京都市左京区浄土寺真如町82 |
拝観時間 | 9:00~16:00 |
拝観料 | 本堂・境内無料 宝物・庭園500円 |
公式ホームページ | https://shin-nyo-do.jp |
アクセス・交通情報
電車 | 地下鉄東西線蹴上駅から徒歩25分 |
車 | 専用駐車場あり 台数が少ないため紅葉の時期は駐車禁止 |
自転車 | 赤門裏に専用駐輪場あり |
バス | 京都駅から市バス5・17・100号系統に乗車し、錦林車庫前で下車後徒歩8分 阪急河原町駅から市バス5・17号系統に乗車し、錦林車庫前で下車後徒歩8分 三条京阪前から市バス5号系統に乗車し、錦林車庫前で下車後徒歩8分 |