1000年の歴史を持つ京都は桜の歴史も古く、日本で初めての花見は嵯峨天皇が神泉苑で開いた花宴が始まりだと言われています。
桜の木は神社仏閣の他に一般道の脇にも植えられており、お金を払わなくとも鑑賞できるスポットも多くあります。
神社仏閣は参拝料が必要な場合も多いですが、今回は無料で鑑賞できるスポットを紹介します。
これから訪れる桜の季節に向けて花見の計画を立ててみてください。
三条大橋
三条大橋の河津桜は京都市内でも開花が1、2を争うほど早く、2月中旬ごろから開花が始まり、下旬には見頃を迎えます。
三条大橋西側に2本の河津桜があり、街灯に照らされた夜桜ライトアップも見どころの一つです。
祇園白川・巽橋
祇園エリアの桜の名所は間違いなく巽橋周辺でしょう。
巽橋、辰巳大明神などの白川沿いは桜並木が広がります。
夜はライトアップも行われるので、早朝から夜まで桜の季節は花見客が途切れません。
六孫王神社
東寺の近くにある六孫王神社は桜の隠れ名所の一つ。
王道のソメイヨシノに加えて遅咲きの八重の里桜、黄緑色の花を咲かす鬱金桜、紅色の関山桜、薄桃色の普賢象桜など幅広い種類の桜を楽しむことができます。
円山公園
京都市内最古の公園である円山公園には園内に800本の桜がありますが、一番は巨大な1本の枝垂れ桜でしょう。
京都の桜では一番知名度の高い桜かもしれません。
この枝垂れ桜は実は2代目で、1949年に初代の種子から育てられたものを植樹しました。
夜にはライトアップや出店によって花見客で大混雑するスポットです。
哲学の道
北は銀閣寺、南は若王子神社までの2kmの小道に桜のトンネルが広がります。
付近の若王子神社、大豊神社の桜もセットでどうぞ。
妙顕寺
桜の隠れ名所の一つ。
寺之内という秀吉が京都の街並み改造の際、聚楽第の北の防御として築いた場所にあります。
無料の境内に加えて、拝観料を支払うと入れる四海唱導の庭の枝垂れ桜を楽しめます。
穴場スポットではありますが、夜のライトアップも行われます。
本法寺
妙顕寺と同じく寺之内に位置する寺院で、本堂と多宝塔を桜が飾ります。
有料エリアの庭園では桜が無いので、無料の境内だけで全ての桜を鑑賞できます。
長徳寺
オカメという早咲きの桜です。
出町柳付近の小さな寺院ですが、近年SNSでの露出が増えています。
拝観ができない寺院ですが、オカメは門外にありますので川端通から見ることができます。
金戒光明寺
地元の人からは「くろ谷」さんの愛称で知られる金戒光明寺は三門周りの桜がきれいです。
規模の大きい寺院ですが、意外と観光客は少なく、地元の人に人気の印象があります。
真如堂
紅葉で有名なスポットですが、本堂前の桜が三重塔を飾ります。
付近の宗忠神社、金戒光明寺の桜とセットでどうぞ。
竹中稲荷神社
宗忠神社から歩いてすぐ、吉田神社の末社の神社です。
鳥居と桜が交差する光景は絶景ですが、意外にもメディアでの露出が少なく、人混みを避けて鑑賞することができます。
蹴上インクライン
琵琶湖疏水の急斜面を利用した鉄道跡で、線路沿いには約100本の桜が並びます。
線路内は歩くことができるので、インスタ映えスポットとしても人気があります。
南禅寺
紅葉の名所で知られる南禅寺は桜の季節も人気があり、法堂と山門周辺の桜が境内を飾ります。
本満寺
円山公園の枝垂れ桜の姉妹樹がここにはあります。
3月中旬には見頃を迎えるので例年、他のスポットより早めに見頃を迎えます。
狭い境内に1本の枝垂れ桜が境内を包み込むように咲き誇ります。