多くの宗派の総本山、大本山が集中する京都市。
市内の朝はあちこちから響き渡る鐘の音色とともに1日が始まります。
京都に観光に来た際は、朝早くに散歩をしながら鐘の音を鑑賞するのも風情があって良いですよ!
今回は管理人が現地を歩き回り、朝に鐘を撞くお寺を調査しました。
知恩院
大梵鐘の除夜の鐘で有名な知恩院は普段は撞くことはなく、御影堂北の階段を上がった先の勢至堂で梵鐘を撞きます。
西本願寺
西本願寺は5:30と早め。
6:00からは御影堂・阿弥陀堂において晨朝勤行・法話が行われ、一般の方の参加可能です。
清水寺
京都で一番朝が早いお寺。
清水周辺は高台で、朝4:50ということもあり、大きな鐘の音が周辺に響き渡ります。
三年坂や二年坂のお土産屋さんは朝の清水さんの鐘とともに朝が始まるのでしょうか。
清水寺の拝観は朝6:00からと早く、この時間帯は毎日来られるような近所の方が数名程度しかいないので落ち着いて拝観が可能です。
あの清水の舞台も独り占めが可能かも?
六角堂
名探偵コナンの劇場版「迷宮の十字路」にも登場した聖地。
六角堂の鐘は全自動で撞く珍しいタイプのお寺です。
鐘は六角堂の境外の南東に位置しています。
六角堂の開門も朝6:00と早めです。
要法寺
知名度はあまりないですが、東山三条にある日蓮本宗大本山の要法寺。
境内には自由に入れ、梵鐘も近くにあるので迫力のある音を体感できます。
智積院
智積院は梵鐘ではありませんが、金堂で行われる朝の法要開始の合図として、金堂北側にある小さな鐘を撞きます。
付近の智積院会館に宿泊された方は僧侶と一緒に参加が可能です。
泉涌寺
普段は鐘を撞くところを見たことがありませんでしたが、たまたま塔頭の雲龍院の近くを通りかかったときに撞いているところを見ました。
特別な法要が行われるときに撞くことがあるのかもしれません。
妙心寺
妙心寺は冬季が朝6時、夏季が朝5時に鐘が鳴ります。
鐘は実際の梵鐘ではなく、録音の音声を使用しているようです。